ダイエットに一番影響するのが食欲。食欲を上手に自己コントロールできればしめたものです。そのカギを握るのが「レプチンとグレリン」という2つのホルモンです。この2つのホルモンをセルフコントロールできれば、ダイエットは成功するのです。

通称「やせホルモン」。レプチンは食欲減退ホルモン

レプチンは食事をすると脂肪細胞から分泌されるホルモンです。レプチンにより脳の視床下部の満腹中枢が活性化すると、おなかがいっぱいになったと感じて食欲が抑えられる仕組みになっています。ギリシャ語で「レプトス」は「痩せる」という意味。日頃からレプチンの分泌を高められれば、食欲が減退しダイエット効果があるということになります。

通称「おデブホルモン」。グレリンは食欲増進ホルモン

グレリンは空腹時に胃から分泌されるホルモンで、グレリンにより脳の視床下部の食欲中枢が活性化します。おなかがすいているとエネルギーが足りなくなるので、エネルギーを補給しようとしてグレリンが分泌されるのです。ダイエットで一食分抜いたり、あまりにも食べる量が少なかったりすると、おなかがすき過ぎてグレリンを増やしてしまう結果になります。ダイエット中でも食事を規則正しく摂る必要があるのは、グレリンを増やさないためでもあるのです。

2つのホルモンをコントロールする方法

意外かもしれませんが、まずは睡眠時間をたっぷり確保することです。睡眠時間が短いとグレリンが増えてレプチンが減少することが報告されています。体脂肪の多い人は、レプチンの受容体の働きが低下するので要注意。お腹や脳が満たされて、レプチンの分泌が増えても、受け入れることができなければ食欲が抑えられないのです。いつも空腹を感じるという人は筋トレなどきちんと運動を行い、体脂肪を減らしましょう。
他にもレプチンを増加させる方法はあります。まずはよく噛むこととゆっくり食べること。レプチンは食事開始から20分くらいで分泌がスタートします。また食材ではタンパク質をしっかり摂取することでレプチンを正常にキープできることもわかっています。

やせたいからといって新しいダイエットをやみくもに試すのはダメ! 食欲コントロールのしくみを正しく知って、効果的にダイエットを進めましょう。


writer:松尾真佐代