早熟化が進み、小学生でもブラを着ける子が多くなっている一方で、「胸がふくらんでいてもブラを嫌がり、つけない子」も多数いると聞く。

それってホント? ワコールが行っている下着教室「ツボミスクール」講師の小林知美さんは言う。

「ワコールの調査によると、しこりができ始めている段階で、ブラを着けている子は約31%。これは3〜4年生に多く、子どもが『着けてみたい』とブラに興味を持ち始める一方で、親は『まだ早い』と考える傾向があります」(小林さん 以下同)

一方、胸がふくらみ始める5〜6年になると、親が「そろそろブラを着けたほうが」と思い始めるのに対し、子どもは「クラスで最初につけるのはイヤ」と言ったり、「恥ずかしい」という感情を持ち、抵抗したりするケースが多いという。

「バストがふくらんできたのにブラをつけないでいると、"胸を隠そうとして猫背になる""思いきり体を動かせない"など、学習活動や心理面にも影響を及ぼすことがあります」

●上手なステップアップでブラへの抵抗を減らすことも

では、胸がふくらんでもブラをつけることを嫌がる子には、どのようにうながせば良い?

「子どもは、学校で胸が透けている友だちがいると『おかしい』と思うのに、恥ずかしくて指摘できないようです。また、自分のことだと案外気づかないことも多いもの。ですから、まずお母さんが、お子さんの胸が透けてくる時期を見逃さないこと。それから、鏡の前に立って、自分でみてもらうのが良いと思います」

思春期になると、周りがいくら「おかしい」と言っても、自分が納得しないと、聞かないもの。お母さんがTシャツを着て、ブラを着けたとき・着けていないときで見比べさせるのも良いという。

ブラを嫌がる子には「着けていることを周りに知られたくない」と言う子もいるが……。

「ブラは肌着を着れば隠せますし、『肌着は暑いからイヤ』という場合には、今は吸湿速乾性のものなどもあるため、一枚着ても暑くないことを伝えましょう」

ちなみに、胸がふくらんでからブラをつけるのではなく、乳頭周辺に痛みやかゆみが生じる小学校3〜4年生くらいの時期から、やわらかい布で保護するシャツタイプなどを着用していると、ブラに対しての抵抗感が少なく、自然にステップアップできるそう。

子どもが正しい時期に初めてのブラに出合えるよう、親子で早いうちからコミュニケーションをとってみては?

(田幸和歌子+ノオト)