ハリルホジッチ監督、2016年に向けて「できる限り向上させたい。ただ、それだけ」《年間スケジュール発表会見》

写真拡大

▽日本サッカー協会(JFA)は24日、各カテゴリの日本代表の2016年における年間スケジュールと強化方針を発表。各代表チームの強化方針や、2016年に開催する各代表の試合日程や会場などを明らかにした。

▽A代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「2015年は良い年になったが、まだ第一段階に過ぎない」と述べ、来年6月のキリンカップから「第二段階に入っていく」との構想を語った。ハリルホジッチ監督の2016年に向けた抱負とA代表のスケジュールは以下の通り。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(A代表)

「日本に着てから9カ月が経った。日本の各地を訪れる時間はないが、それでも京都や大阪、広島といったところを訪れた。今は家族が来ているので昨日、一昨日と、京都を訪れて素晴らしいものを見させていただいた。そして、日本のフットボールのため、日本代表のために、京都の神社でサッカーの神様にもお祈りをしてきた。私は小さなことで満足したくない。偉大な大きなことを成し遂げたいと思っている。それができなければ私は去るだろう。ただ、私は楽観的に考えている」

「日本は質が高く、大きな可能性を秘めた国だが、FIFAランキングは53位だ。2011年から下がり続けている。ただ、かつてはFIFAランキングで13位ということもあった。それは本当に素晴らしいことだと思う。そこから順位を下げているが、それを上げるための努力をしていきたいと、私は思っている」

「私は選手としても監督としても色々なことを経験している。選手としても監督としても、チャンピオンズリーグやワールドカップに出場してきた。その私のアイディアを、選手やチームに伝えたい。チームの雰囲気は素晴らしいと感じている。2015年は良い年になったが、まだ第一段階に過ぎない。3月には2次予選が行われるので、そこでは1位をキープしたい。そして6月にはキリンさんの協賛でトーナメントを行うことができる。そこから第二段階がはじまる」

「第二段階では、より難しい相手が我々を待っている。最終予選はワールドカップに直接かかわる大事なところだ。そして、その後に第三段階に入る。それがワールドカップの本大会だ。そこで発展させたいのは、日本のアイデンティティを見せること。選手個々の長所をベースにして現代フットボールに適応させていく。

「数日前に国内組を集めてミーティングを行ったし、指導者の講習会に参加して我々のロードマップを見せたこともある。チームのために、個人・組織が何を講じていくのかという話をし、全員のサポートが必要だという話もした。これは私と霜田だけのプロジェクトではない。これは日本の将来のためのプロジェクトであり、日本のすべての人がこのプロジェクトに貢献できるという話をした。そして、合宿ではあまり時間がないので、日々のトレーニングが大事になってくるという話を選手たちにはした」

「2月には海外でプレーしている選手たちに会いに行って、いろいろなメッセージを送ってきたいと思っている。第二段階では何をすべきか。それからスタッフ、関係者が成長を見ている。それに関しても楽観的に考えている。選手たちの質は素晴らしく、我々をリスペクトしてくれる。練習の規律も素晴らしい。日本人の勤勉性を発展させ、文化を発展させていきたい」

「毎試合、勝利を収めようという話をしている。相手をリスペクトすることは大事だが、自分自身や、自身の長所もリスペクトし、勇気を持つように、リスクを冒すようにと伝えてきた。そして、ワールドカップで素晴らしい成績を残したラグビー日本代表のことを例に挙げる。彼らはフィジカルのクオリティも高かった。我々もそれを発展させることができると思っているし、攻守のタクティックも向上の余地がある。2016年が2015年よりも向上することを期待しているよ。最後に、我々を支えてくれている全ての皆さんに感謝を申し上げたい」

「皆さんに伝えたいのは、日本のフットボールをできる限り向上させたい。ただ、それだけ。そしていつか“ヴァイッド、ありがとう”と言われたら、それで充分だ。皆さんが良い年を迎えられますように」

――キリンカップでは、どのようなメンバー構成で臨むつもりか?

「できるだけ良いチームで臨みたい。良いテストになるだろう。3月が終われば第二段階目の準備が始まる。FIFAランキングで我々よりも上のチームと対戦し、今までよりも厳しい要求をしていきたい。2015年のトレーニングでは色々なことを要求してきた。オフェンス面ではセットプレーの向上、そしてメンタル面ではもっとアグレッシブに、もっと勇気をもってという話をしてきた。強豪国と対戦するとしても勝利を要求していきたい。FIFAランキングをさらに上に上げたい。今の順位で満足してはいけないと思っている。キリンの皆さんには支えていただいている。それに報いなければいけない

――キリンカップでは、どんな対戦相手を希望するか?

「対戦国に関しては何度もディスカッションしている。先ほども申し上げたように、我々よりも強いチームと対戦したい。ただ、難しいのはユーロやアフリカ選手権に向けた準備があり、南米勢も様々な準備をしている。そういった大会に関わらないチームが我々の下にやって来ることができる。南米の強豪国とも対戦したいが、とにかく我々よりも強いチームと対戦したい。まだ準備はできていないが、決定すれば皆さんにお伝えしたい。」

霜田正浩 技術委員長

「ワールドカップの準備は1カ月や3カ月でできるものではない。4年かけてやるものだと、ハリルホジッチ監督はいつも言っています。もうすでにワールドカップの準備を始めているという意識を、選手・スタッフ、そして国中でもってやっていきたいと思っています。今年は予選が始まりましたので、結果にもこだわりました。結果の獲得と、いずれ日本代表を背負っていく選手たちの競争、ここを両立させていくことが今年最大のテーマでした。チームの成熟というよりも、選手の競争を促し、これから日本代表を背負っていく選手たちを作っていくというのが2015年でした」

「3月、あと2試合残っています。ここでしっかりと勝利を収め、最終予選に進むことが絶対に必要だと思っています。最終予選に入りましたら、徐々にチームとして固めていく、戦術を統一していく、日本代表の骨格を、勝ちながら、最終予選の勝ち点にこだわりながら進めていく作業になると思います。と同時に、監督は常々口にしていますが、すべての選手に代表への門は開かれている。最後まで選手間の競争を促しながら、強くたくましい日本代表を創っていきたいと思います」

――11月の試合が1試合だけなのは?

「まだポッド分けが決まっていません。それが決まり次第、フレンドリーマッチが入ると思います。ただ、対戦相手や開催場所は、予選の相手や場所次第になると思います」

【日本代表(SAMURAI BLUE)】

◆ロシアW杯アジア2次予選兼AFCアジアカップUAE2019予選

活動期間:3月21日(月・祝)〜29日(火)

3/24(木) ×アフガニスタン @埼玉スタジアム2002

3/29(火) ×シリア @埼玉スタジアム2002

◆キリンカップ サッカー2015

活動期間:5月30日(月)〜6月7日(火)

6/3(金) 準決勝 ×未定 @豊田スタジアム

6/7(火) 決勝or3位決定戦 ×未定 @市立吹田サッカースタジアム

◆2018FIFAロシアW杯アジア最終予選

活動期間:8月29日(月)〜9月6日(火)

9/1(木) ×未定 @未定

9/6(火) ×未定 @未定

活動期間:10月3日(月)〜11日(火)

10/6(木) ×未定 @未定

10/11(火) ×未定 @未定

活動期間:11月7日(月)〜15日(火)

11/15(火) ×未定 @未定