女性にとって髪はとても大切なもの。急に髪の毛が薄くなった、髪の間から地肌が見えるようになった、そんな時にどうしていいか分からずパニックになることも多いでしょう。髪のボリュームが気になりはじめたらビタミン様作用物質“イノシトール”に注目してみませんか?

“イノシトール”ってどんな成分なの?

イノシトールはビタミンBの一種。かつてはビタミンと考えられていましたが、欠乏しても他の栄養素で代用できるため、現在はビタミン様作用物質に分類されています。もともとビタミンB群には糖質や脂質の代謝に係わる働きがありますが、イノシトールにも似たような働きがあります。しかもイノシトールは、体内の脂質の代謝を促進し、肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きがあるため、別名「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれているのです。また、イノシトールには、コリンと結合することでレシチンとなり、肝臓に溜まった脂肪を排出する働きもあります。髪の毛もボリュームが気にならない人でも摂りたい成分の1つなのです。

どうして“イノシトール”がペタンコ髪にいいの?

実は髪の健康と肝機能は大きな関係があります。肝機能が低下すると髪に栄養がいきわたらなくなり、髪のボリュームがなくなってしまうのです。気になる薄毛は髪が抜けた後、新しい髪が生えてこなかったり、生えても細く弱々しい毛だったりすることが原因です。髪に栄養がいきわたれば、薄毛の悩みも改善されてきます。薄毛の原因にはホルモンバランスの乱れもあります。男性の薄毛用の育毛剤なども多く販売されていますが、男性と女性では必要なホルモンが異なるので、女性が男性の育毛剤を使うのは逆効果。でもイノシトールなら男女を問わず肝機能を改善できるので便利です。

“イノシトール”が多く含まれるのはこの食品!

イノシトールが多く含まれるのは、オレンジ、グレープフルーツ、メロンなどの果実類、グリーンピースなどの豆類や小麦胚芽、サツマイモ、トマト、キャベツなどの野菜です。オレンジなら100g中に208mgのイノシトールが含まれていますが、1日に必要な量は250mg〜500mgなので、意外に摂取しやすいと言えるでしょう。もっと積極的にイノシトールを摂りたい方はサプリメントを利用するのもひとつの方法です。イノシトールは水溶性のため、摂り過ぎても体外に排出されるので安心です。肝機能の向上に効果があるので、アルコールをよく飲む方にもおススメです。髪の毛にサプリメントなんて、と思うかもしれませんが、髪の毛を作っているのも体の内側。インナーケアをしっかりしてみてくださいね。


writer:岩田かほり