「報道ステーション」が天皇誕生日に昭和天皇を批判する沖縄県民の声を紹介

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天皇誕生日だった23日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、昭和天皇を批判する沖縄県民の声を紹介した。

番組では、天皇陛下が沖縄で続けられているという慰霊の旅を特集した。1975年に沖縄を初めて来訪なされて以来、陛下の慰霊の旅は10回を数え、沖縄戦当時の激戦地も訪問されている。

陛下が慰霊の旅を続ける理由として、昭和天皇が抱えていた思いがあるという。1972年に沖縄の本土復帰が叶った後、昭和天皇は他の地域と同じく、当地を巡幸したいという強い思いを抱いていたが、ついに果たすことなく1989年に崩御した。

晩年の昭和天皇は「思わざる 病となりぬ 沖縄を 訪ねて果たさむ つとめありきを」という歌を残している。昭和史研究家の保坂正康氏によると、陛下は昭和天皇の「つとめ」を引き継いで、沖縄訪問を続けられているという。

こうした天皇陛下に対して、多くの県民は好感を抱いているようだが、中には複雑な思いを抱く人もいるようだ。

番組VTRでは、家族3人を沖縄戦で亡くした平良啓子さんがインタビューに答えた。平良さんは、戦闘の訓練を受けていない沖縄の民が無残に殺されたといい、「(昭和)天皇(の降伏決断)が遅すぎた。『もう負けました。降参です』と早くおっしゃれば、沖縄でもたくさんの人が死ななかったかもしれないという思いがある」と胸の内を明かした。

平良さんは昨年、天皇陛下と面会する機会があったが拒否したという。沖縄戦の犠牲者のことを想うと「天皇とか、そういう人たちに会うのは嫌」だというのだ。

古舘伊知郎氏はVTR後、平良さんの発言に言及することはなかった。

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