その成長を支えるアプリがTVにある

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私がその将来について疑っていた部分がある事は認めよう。

Apple TVを使いだして数年たつが、これまでNetflixやiTunes TVなどにアクセスするといった、いたって基本的な使い方しかしてこなかったという事もあり、AppleのCEO、ティム・クックがApple TVで実現する「Future of TV」と呼ばれるアプリ中心のエクスペリエンスを発表したとき、私はいったい何を言ってるのだろうと思った。

しかし、今ではその考えも変わった。

アプリ中心になったApple TVのエクスペリエンスにより私の生活に変化が訪れた点はないのだが、それでもデビューするあらゆる新製品にとって、開発者の存在が鍵となる事に納得させられた。

Appfiguresのデータによると、今日現在2,624ものApple TVアプリが存在するという。アプリトラッキングサービス企業の設立者にしてCEOであるアリエル・ミカエリの言葉によれば、アプリ開発のプロジェクトは今年の終わりまでに5,000まで増加し、2016年上半までには10,000に達する見込みだという。TVでもアプリは欠かせないものになってきたという事なのだろう。

Appleから新しいApple TVとtvOSが出てくるまで約一カ月となった。毎日平均して447のアプリがtvOSに出てきている。ミカエリの予想はこの数字に基づくものだ。
ところでこれらはどの様なアプリなのだろうか?

それはゲームだ。とても、たくさんのゲームである。

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もちろん入手できるのはゲームだけではない。MashableなどはApple TVの考える将来像に合致するいい例となっている。だが一般的にTVは娯楽のためのものだという事を考えれば、ゲームやエンターテイメントがtvOSの主流になる事は悪い事ではないのかもしれない。

開発者にとって重要な点として、Appfiguresから分かる事はアプリ全体のうち39%はアプリ内課金がある無料のものではなく、料金を払って入手するものというところだ。
ミカエリによると、この事は「この新しいデバイスが提供するエクスペリエンスは、お金を出してでも早く手に入れる価値があるとコンシューマは信じている」事を示しているという。

コンシューマが”見たい”ものとは

入手可能なアプリのうちゲームは大多数を占めているが、それらがコンシューマの興味が第一に向く先になっているとは言えない。

コンシューマの興味について調査するため、Appfiguresはダウンロード数Top50を洗い出し、それをカテゴリー分けした。そこに名前を連ねているタイトルのうち、ゲームはたった16%であり、エンターテイメント全体では56%になる。そして妙な事に、ダウンロード数Top10はすべてTVサービスやケーブルチャンネルのストリーミングアプリだ。

だがアプリのほとんどがどうでもいいようなもので占められているという考えは実情とは異なる。

実際のところはこうだ。

一般的に我々の時間の90%はモバイルアプリに費やされるが、その大半は限られたお気に入りのアプリを使っている時間だ。スマートフォンの場合、
Facebookやメッセージングアプリなどがそうだ。だがTVの場合はどうか。多くの時間は番組を観る事に費やされるだろう。

これらの事から分かる事は、tvOSとApple TV AppStoreは開発者たちが注目している本当に意味のあるものであり、Appleが過去に何度かやってきた「これまでになくアメイジングなもの」のような吹聴ではない。

すべてはアプリ次第

TVの未来は確実にアプリに向かうであろうし、今やtvOSによってパワフルなApp Storeがリビングルームにもたらされた。

AppleはTVの将来について本気で取り組み始めたのかもしれない。

ReadWriteJapan編集部
[原文]