「カロリーの摂り過ぎはよくありません。でも、糖質や脂質を気にするあまり、粗食になりすぎているシニア男性も危険ですよ」
 こう話すのは元AV女優で、スポーツジムのインストラクター経験もある、竹下ななさん。

 昨今の日本では、女性のみならず男性も「ダイエット」に興味津々だ。ビールは糖質ゼロを選び、炭水化物ダイエットと称して白米を食べない。中には「1日1食」で過ごす人もいる。
 「もちろん、間違いではありません。確かに太りすぎの人は1日1食で胃を小さくしてから、ダイエットに挑む方法もありです。ただ、真面目な男性ほどストイックにやりすぎる傾向があり、本来の生活をするために必要な摂取カロリーが足りないのは問題です」

 ちなみに成人男性の場合、1日に必要な摂取カロリーは、1800〜2200カロリー。1日1食では当然、足りない。
 「また、肉や野菜をメーンにしすぎている方も危ない。最も脂身の多いサーロインステーキでも、100グラムで300カロリー程度。1日3回、サーロインばかり食べても、必要な摂取カロリーに達していないのです」

 では、摂取カロリーが足りていないと、どうなるか。
 「簡単にいえば“パワー”が出ない。何をするにもダルくて、気力も湧いてこない。当然、アッチの元気も失われていくのです」

 最近、ダイエットで痩せてモテるようになったのに、いざセックスの場面になると、股間の“息子”が役に立たない。そんな悲しい現実が起こり得るのだ。
 「低カロリーになると、男性は性欲があるのにペニスがダメになりやすいのです。やはり『食は生(性)なり』という言葉があるように、ある程度はしっかり食べる必要があるのです」

 かといって、食べまくると今度はカロリー過多で、血液の循環が悪くなり、EDとなる。このバランスが難しいのだが、一つオススメの方法があるという。
 「普段の生活では低カロリーを意識した食事にするんです。ただ、女性と会う約束があれば、その前日はきっちりと食事を摂る。その日だけはカロリー過多になっても構いません」

 すると、人間の体は面白いことが起こるのだ。
 「日ごろからカロリーを控えていると、体は糖質や脂質を欲します。その状態で、しっかりとカロリーを摂ってあげると、体も喜んで一気に力がみなぎるのです」

 いわばパワー全開の状態に持っていき、セックスという本番に挑むのだ。
 「スポーツ選手と似ていますね。過酷な練習を積んで、体をいじめ抜いてから、試合前に軽く休養を挟むことで万全の調子に持ち込む。セックスも同じで、本番のときに最大限の力を発揮できればいいのです」

 逆に良くないのは、女性とのデートを目前に控えて、「少しでも痩せなきゃ」と、急に食事制限することだ。これでは体も突然、カロリー不足になって力がまったく発揮できない。
 「女性と会う前日、さらにその日の朝食や昼食もしっかりとカロリー多めの食事をしておく。もちろん、そのためには何もない日は摂生して、カロリー過多にならないようにしましょう」

 本番に強い男になろう!

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。