Popular Science:ハロウィンにも小惑星がトリック・オア・トリートをしにきましたが、クリスマスイブにも小惑星がやってくるようです。靴下を炭素質コンドライトでいっぱいにするつもりなのでしょうか? もっとも、この小惑星が本当に炭素質コンドライトかどうかは定かではありません(知られている小惑星の75%ほどが炭素質小惑星ではありますが)。

2003 SD220こと小惑星163899号が地球の近くを通り過ぎていきます。と言っても、地球と月の距離のおよそ28倍に相当する1078万キロメートルの距離なので、靴下に隕石を詰められるほど近くはありませんね。地球に害を及ぼすことはありません。直径0.8〜2.4キロメートルの巨大な小惑星で、秒速8キロで移動しています。

観測したい場合は望遠鏡とアマチュアレベルの天文学の経験が必要になりますが、見逃しても気にすることはありません。2018年と2021年の12月にこの小惑星はまたやってきます。NASAの小惑星レーダー研究グループが次のように述べています。

(この惑星は)今後12年の間にレーダーで検出できる距離で5回通り過ぎますが、2015年はその1回目になります。毎回レーダー範囲の計測値を照合することで、ヤルコフスキー効果による非重力摂動を検出できるかもしれません。そうすれば、物体のおおよその質量がわかり、内部の構造や密度を解析するための貴重な情報となります。

クリスマスイブの小惑星から得られる情報は非常に重要です。というのも、NASAは10年以内に人間をその小惑星に送りこむ予定なのです。


A GIANT ASTEROID WILL FLY PAST EARTH ON CHRISTMAS EVE | Popular Science

Sarah Fecht(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.