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トレンダーズは12月21日、同社が運営する訪日外国人観光客向けメディア「ZEKKEI Japan」において、海外ユーザーの画像コンテンツに対するリアクションデータをもとに開発したアルゴリズムにより、国別のユーザーリアクション予測を可能とするインバウンドコンテンツマーケティングツールの提供を開始した。

ZEKKEI Japanではこれまで、プロカメラマンが撮影した1,700を超える多様な画像コンテンツを掲載。このたび、同画像を保有するアフロ社と連携し、すべての画像に複数のキーワードタグを設定し国別に分析をすることで、コンテンツに対する国別のユーザーリアクション予測が可能となる独自のアルゴリズムを開発した。

同アルゴリズムによると、例えば、「色」を表現するキーワードでは、香港ではオレンジ、タイではピンク、台湾では赤へのユーザーリアクションが大きくなる傾向に。設定キーワードは3,000以上あり、今後もコンテンツ増加に合わせて適宜拡充していく。

企業はこれにより、インバウンドマーケティングにおける、Webサイト・SNS・動画・店頭POPなどのあらゆる領域のコンテンツ制作において、ターゲットとする国のユーザーリアクションを事前に予測・検証することが可能。 より効果的でエンゲージメントの高いコンテンツ制作を行うことができるほか、コミュニケーション設計の活用も期待できる。

なお、2015年12月時点、同ツールに対応するのは台湾・香港・タイの3カ国で、データポイントの拡充に伴い順次増やしていく。また、ZEKKEI Japanのオーディエンスデータから広告主に最適なターゲットユーザーを自動抽出するオーディエンスプロファイリングにより、高精度な海外向け広告のターゲティング配信を開始する予定だ。