今季の国内女子ツアーの優勝者の活躍を振り返り、強さの要因を探る“Playback LPGATour2015”。第9回目は今季「アクサレディスゴルフトーナメント」でツアー3勝目を挙げた笠りつ子。ツアーの元気印で人気者のスイングは、ティショットが安定しないアマチュアに参考になるポイントばかり。日本女子屈指のショットメーカーの強みとは。
【解説】笠りつ子、究極のボディターンスイング連続写真(計11枚)
 「アクサレディス」では7勝を挙げて賞金女王となったイ・ボミとのプレーオフを制した。それまでプレーオフ4連勝だった女王を相手に一歩も引かない攻めのゴルフでチャンスを作り続けると、3ホール目で3メートルを放り込んで激闘に決着をつけた。
 ツアープロコーチの辻村明志氏は笠のスイングを「手を使わないボディターン」と表現する。「良い所は、手先の動きにとらわれず大きな筋肉を大きく使ってくるところ。アドレスで作った手元の角度をスイング中崩すことなく、シンプルに一つの軸でまるでコマのように体を回転させる。常に腕・クラブを体の正面で維持し、体を素早く回転させることにより安定した力強いボールを打ってくるショットメーカーですね(辻村)」
 さらに、辻村氏は中でも特筆すべきはアイアンだという。「アイアンのインパクト音は本当に素晴らしく、今でも耳に残っています。フェース面をオープンに保ち、上からしっかりとボールをとらえているため、高くてスピン量のあるアイアンショットが彼女の武器ですね」。プレーオフなどプレッシャーの掛かる場面で勝利をつかめるのもスイングの完成度の高さゆえだ。
 「また、笠選手の練習は非常にシンプルで、両足を揃え捻転のみでスイングを繰り返す。アマチュアの方には参考になる練習方法だと思います」。ボディターンでボールを運ぶ感覚を身につける実戦的な練習法。一度試してみては?
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチ、キャディとして上田桃子、濱美咲らを指導。今季は上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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