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ライフスタイルにフィットネスをとりいれる

フィットネスウェアラブルデバイスのリーディングカンパニーであるフィットビット・ジャパンは、12月9日、「Fitbit Flex」に自動睡眠検知機能を追加したことを発表した。これにより従来、睡眠モードの切り替えのため就寝前後に必要だったタップの操作が必要なくなり、自動的に睡眠サイクルを記録することができるようになっ

「Fitbit Flex」は、歩数、移動距離、消費カロリーとアクティブな時間を一日中記録してくれるリストバンド型フィットネストラッカー。自動で睡眠サイクルを記録するほか、静かに振動するアラームで、穏やかに目覚めることができる。

■睡眠の重要性

厚生労働省から発表された平成26年国民健康・栄養調査によると、「ここ1ヶ月、睡眠で休養がとれていない者の割合は20%である。平成21年からの推移でみると有意に増加している。年齢階級別にみると、40歳代で最も高い(32.5%)」という結果が出ているとのこと。

また、ジョンズ・ホプキンス大学の行動睡眠療法プログラムのディレクターであり、フィットビットの睡眠に関するコンサルタントでもあるマイケル・スミス博士は次のように語っている。

「眠りは脳の働きを最適化してくれます。眠りは優れた判断、柔軟性と創造力の維持に必要な注意力、集中力、実行力にも不可欠なものです。睡眠不足はストレス増、血圧上昇と心拍数の増加につながります。そして代謝にも影響し、血糖の急激な上昇を招いてインスリン抵抗性を引き起こすこともあります。睡眠が不足すると、一般的な風邪の罹患率がはるかに高くなるという研究結果もあります。部分的な睡眠遮断ですら、認知、記憶、その他の全体的な機能に支障をきたすことがあります。」

このように睡眠は体力、集中力、判断力、また健康にまで影響を及ぼす重要なことであるが現在、実に多くの人が不眠症や、いわゆる「不眠症候群」と呼ばれる状態に陥っていることがうかがえる。一人ひとりが自分の睡眠習慣を確認してみることで、より良い眠りの一歩となるのではないか。

ReadWrite Japan編集部
[原文]