約28倍に爆騰した商品も!知られざる[レゴ投資]の世界
長年、子供向け組み立て玩具として愛される「LEGO」。その人気の高さから今や投資対象として注目を集める。約28倍に値上がりする商品もある玩具の世界とは?

◆約28倍に爆騰した商品も!知られざる安定資産[レゴ投資]の世界

「’07年の発売当時、8万円(実勢価格)の『ミレニアム・ファルコン』は、今や100万円以上で取引されています。私の手元にある『カフェコーナー』も約50万円。『スパイダーマン』のミニフィギュアは一体1万円の値が付くこともあります」

 そう教えてくれたのは、輸入レゴを中心に扱う老舗レゴショップの店長だ。子供向けのカラフルな組み立てブロック「LEGO」。アート作品としての人気も高く、熱狂的なコレクターがいることでも知られている。そのレゴがアメリカを中心に、投資対象として注目の的。実は株やゴールドよりも値上がり率の高い“安定資産”になっているというから驚きだ。

 確かに、欧米人が利用する転売サイト「eBay」を見てみると、先のレゴショップ店長が言うように、実勢価格が約8万円の『ミレニアム・ファルコン』は122万4940円と実に約15倍の値段で取引されていた。

「アンティーク時計や赤耳リーバイスのようにプレミアの付くレゴは近年、増えています。特に『スター・ウォーズ』とのコラボは『世界で最も成功した優良企業同士のコラボ』と言われるほどの人気ぶりです。そのため、レゴ史上最大規模のパーツ数を誇る『アルティメット・コレクター・シリーズ』(UCS)の『ミレニアム・ファルコン』は驚くような値段で取引されているのです」(前出・店長)

]『ミレニアム・ファルコン』は『スター・ウォーズ』の主要人物ハン・ソロが乗っていた宇宙船。それとコラボしたレゴは資産運用の象徴的存在として語られることが多い。

 レゴは毎年、新作を発表している。すべてのレゴが値上がりするわけではなく、やはり高値が付きやすい商品は存在する。その特徴について、レゴ投資を実践するナポレン神田氏に聞いた。

「映画とのコラボレゴは相場が高めです。旬は今冬に新作が公開される『スター・ウォーズ』。また『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』、『スパイダーマン』など王道の映画はレゴ愛好家だけでなく、映画ファンも取り込めるため、値上がりしやすい」

『ハリー・ポッター』とのコラボレゴならば、’04年に発売された『ホグワーツ特急』は定価の10倍超である、約30万円で取引されている。

「純粋なレゴで値上がりするものもあります。近年、非常に人気が高まっているのは『モジュラー・ビルディング』シリーズ。街角の建物を内部まで精密に再現しているのが特徴で、シリーズ最初の製品である『カフェコーナー』(’07年発売)は元値2万3100円でしたが今は40万円前後まで値上がりしています。このシリーズは軒並みプレミア価格です」(前出・店長)

 大人も満足できる高品質レゴも有望株。今後、期待できそうなのがアーキテクチャー・シリーズだ。

「フランク・ロイド・ライトが設計した『帝国ホテル』(’13年発売)や『落水荘』(’09年発売)など、巨匠建築家の建物をレゴで再現したシリーズです。建築マニアの需要も取り込む可能性が高く、今後値上がりするかもしれない」(同)

 建築マニアならずとも手元に置きたくなる完成度の高さは、投資意欲だけでなく物欲も刺激される。

◆西友やトイザらスの限定レゴも狙い目

 注目のモジュラー・ビルディングシリーズでは、’16年2月に新作『ブリックバンク』が発売されるが、定価は3万9800円。値上がりすればいいが、空振りだったときの金銭的な打撃は意外に大きい。

「もっと身近な方法もあります。私が仕入れるのは街の玩具店やスーパー。トイザらスや西友などでは限定モデルを発売することがあります。これもプレミアが付きやすい。’15年6月に西友が限定発売したジュラシック・パークとのコラボレゴは、すでに2倍以上も値上がりしています」(神田氏)