ローマが公式戦8戦ぶりの白星! ゼコ退場もガルシアを支持する選手たちが奮闘《セリエA》

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▽セリエA第17節のローマvsジェノアが20日にスタディオ・オリンピコ行われ、ホームのローマが2-0で勝利した。

▽公式戦7戦勝利なしと泥沼が続く5位のローマは、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア5回戦でセリエB(2部)のスペツィア相手にPK戦の末に敗れる失態を演じた。この体たらくにティフォージの怒りは頂点に達し、ガルシア監督の進退も非常に厳しい状況。必勝が求められた2015年最終戦では、こちらもコッパ・イタリアで3部相手に苦杯を舐めた17位のジェノアと対戦した。この重要な一戦に向けてガルシア監督は、愛弟子ジェルビーニョを復帰させ、ゼコとサラーとの強力トリデンテで勝利を目指した。

▽ウルトラスの応援自粛の呼びかけによって、がらんとしたオリンピコでスタートした一戦は、互いに球際で激しくぶつかり合う肉弾戦が続く。この流れの中で積極的に前からプレッシャーをかけるジェノアが何度か鋭いカウンターを仕掛けるが、ローマの守備陣も身体を張って枠内シュートを許さない。

▽その後もカウンターの応酬となった試合は、互いに決め手を欠いたまま前半終盤に突入する。それでも、是が非でも勝ち点3がほしいローマが42分に先制点を奪う。

▽左サイドでディーニュの上げたクロスがニアサイドでDFに当たってファーサイドに流れると、このボールに反応したフロレンツィが気迫のこもったダイレクトボレーでゴールネットを揺らした。そして、先制点を奪ったフロレンツィは解任が噂されるガルシア監督の元へ一目散に駆け寄って熱い抱擁をかわし、フランス人指揮官への支持を表明した。

▽1点リードで後半に臨んだローマは、より前がかりになったジェノアに対して、ジェルビーニョとサラーの両翼が鋭いカウンターを仕掛けていく。46分と51分にはサラーとジェルビーニョに続けて決定機も、これを決め切ることができない。さらに70分にはゴール前でGKペリンの弾いたボールに詰めたゼコに絶好機も、ここは相手DFのブロックに阻まれた。

▽決定機を作りながらもなかなか追加点を奪えないローマは、74分に退場者を出してしまう。ボックス内で相手DFに倒されながらもPKを与えられなかったことに激昂したゼコが主審に対して激しく抗議を行うと、これが侮辱行為と取られてしまい、ゼコにレッドカードが掲示された。

▽ゼコの退場で雲行きが怪しくなったローマだったが、サラーとナインゴランに代わって投入された控え選手たちがチームを救う。88分、相手陣内左サイドでボールを受けたヴァンクールが右足に持ち替えて絶妙なクロスボールを送ると、これを18歳のナイジェリア人FWサディクが頭で合わせ、試合を決定付ける2点目を奪った。その後、相手の反撃を無失点で凌いだローマが、公式戦8試合ぶりの白星。2015年の最終戦を何とか勝利で飾ったローマだが、ガルシア監督の去就はどうなるのか。