国内組の日本代表候補を集めたスタッフ・選手ミーティングが20日、都内のホテルで行われ、スコットランド1部ダンディー・ユナイテッドとの契約が間近に迫っているGK川島永嗣も急きょ参加した。

 数日前に代表スタッフを通じて“招集”の連絡を受けたという川島。バヒド・ハリルホジッチ監督にはあらためて「今までのこと、今の状況について話をさせていただいた」そうで、指揮官からも「(第一線から)離れていた時間は確かに存在する。ここからまたトレーニングを今まで以上にやらないといけない」とゲキを飛ばされたという。

「それは自分自身、分かっていること。ピッチの上で日本代表にふさわしいパフォーマンスを見せられるように、試合だけでなく、練習にも励んでいきたい。気持ち新たにスタートするだけ。新たな土地でさらにレベルアップしないといけない」

 今夏にスタンダール・リエージュを退団後、欧州各地で所属チームを探していた川島だが、移籍先決定までは想像を超える困難が待っていた。無所属のまま、今年6月の代表戦を最後に日本代表からも遠ざかっている。

 それでも今月3日、自身のブログでダンディー・Uと契約の運びとなったこと、さらに第一子となる長男が誕生したことを報告。英国の労働許可証(ビザ)に発行の見通しが立ち、20日にイギリスへ出発する予定だったが、ビザ発行には英語のテストをパスしなければならないことが新たに判明し、渡英がさらに遅れる事態となっていた。

 17日に英国大使館でテストを受けたという川島は「受かっているといいけど」と苦笑い。語学力には定評があるだけに何の問題もないと見られ、「結果を待って、スタンプを押してもらうだけ」と、ようやくビザ発行も目前のようだ。

 帰国中は古巣・川崎Fの練習に参加していた川島は現在もパーソナルトレーナーとともに体を動かしている。ハリルホジッチ監督は「(川島)永嗣は労働許可証の問題がまだ十分ではないが、12月30日には解決していると聞いている」と明かし、川島も「年末には(日本を)出られると聞いているけど……」。年内にはようやくスコットランドに向けて出発することができそうだ。

(取材・文 西山紘平)
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