日本代表候補を集めたスタッフ・選手ミーティングが20日、都内のホテルで行われ、国内組26選手に加え、スコットランド1部ダンディー・ユナイテッドとの契約が間近に迫っているGK川島永嗣も参加した。

 1時間余りのミーティング後、選手・スタッフ全員で一緒に昼食を取り、2時間ほどでチームは解散。異例の“代表活動”となったが、ミーティング後、報道陣の取材に応じたバヒド・ハリルホジッチ監督は「霜田(正浩)技術委員長は『このようなミーティングを日本代表が開くのは初めて』と言っていた」と胸を張り、自身が熱望したミーティングの意図と狙いを語った。

「将来の道を示すためだ。これから何をすべきか。トレーニングの仕方、向上してほしいことを伝えた。来年は(W杯アジア)最終予選がある。そこに向けて準備しようと話した」

 天皇杯で勝ち残っている選手はまだシーズン中だが、すでにオフに入った選手もいる。指揮官はオフ中の過ごし方にも注文を付けた模様で、「まずはしっかり休むこと。そのあとクラブで準備が始まるが、少しやってほしいことを彼らに伝えた。特に体脂肪率にはかなり注意してほしいと話した。マックスの数字を彼らには提示し、理解してもらった」と、個別に取り組んでほしいメニューも伝えたようだ。

 DF昌子源(鹿島)は体脂肪率について「休みに入ると(数字が)増えるから、プロ選手としてできるだけキープ、維持してくれという話だった」と説明。指揮官は「高い意識のある選手だけが日本代表に生き残れる。そういう集団になろう。そういう意識がない選手はここから去ってほしい」と厳命したそうで、DF丹羽大輝(G大阪)は「『W杯で勝ちたい選手だけがこの代表に残ってほしい』と話していた。そういうことをストレートに言ってくれるので分かりやすい」と歓迎した。

 ミーティングには国内組常連の多くが参加したが、同日にクラブW杯3位決定戦を戦った広島勢のほか、ハノーファー移籍が秒読み段階となっているMF山口蛍(C大阪)も渡独中のため招集されなかった。

 一方で、日本代表候補初選出となるMF永木亮太(湘南)、ハリルジャパンでは招集歴のなかったFW齋藤学(横浜FM)が参加。永木は「初めてだったので、すごくモチベーションが上がったし、今回だけでなく、また試合でも選ばれるようにがんばっていきたい」と、刺激を受けた様子だった。

(取材・文 西山紘平)
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