ナポリのマウリツィオ・サッリ監督は、サポーターにクリスマスプレゼントを渡したいと望んでいる。そして、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長からはマーケットでのプレゼントを望んでいる。

20日にはセリエA第17節でアタランタとの大事な試合がある。だが、リーグで戦い続けるために大事なのは、チームの強化だ。特に、重要な目標を追い続けたいならなおさらである。

最初の目標は、いずれにしても敵地でアタランタに勝つことだ。指揮官はこう述べている。

「クリスマスの前にサポーターを幸せにしたい。アタランタはホームでの7試合で勝ち点16を挙げている。歴史的にも、彼らとのアウェーゲームは難しい。選手たちは全員、厄介な場所での試合になることを分かっている。だから、精神的に彼らがしっかり準備してくれることを望んでいるよ」

「特に鼓舞する必要のない試合だ。自然と刺激を感じる一戦だよ。我々はうまくやれるという自信で試合に臨む。もちろん、すぐに均衡を破ることができる試合もあれば、難しくなる試合もある。適切なスペースを見つけることができなければ、誰にとっても難しくなる。だが、アタランタはホームで良い成績を残しており、ただ守るだけのチームではない」

サッリ監督はここまでの出来を誇っている。だが、限界を設けてはいない。

「我々は期待以上にやっている。これ以上を望むことは難しかった。あとはすべて会長の希望次第だ。このチームでどこまでいきたいかということだよ。6月や7月に我々は今季が再出発のための一年目になると話していたが、会長にとってはそのときから事態が変わっているかもしれない」

「選手を買うのにとても優れている監督たちもいる。私は違うね。自分の仕事は、自分が指揮する選手たちを向上させることだと考えているからだ」

ゴンサロ・イグアインとペペ・レイナは、今のチームでも大きな夢を見ることができると話している。

「夢を見るのはモチベーションにつながる。そのうえで、今季は特に難しいという現実に向き合わなければいけない。ユヴェントスは欧州のトップクラブであり、確立されたグループだ。インテルはマーケットの絶対のキングだった。我々の道のりは違う」

「あまりミスはしていない。継続性がないとも思わない。だが、歴史的にナポリは精神的な浮き沈みが激しいチームだ。だから、この上なく気をつける必要がある。その意味で、明日の試合は重要だ。チームにいつも気迫や飢え、意欲があるかを示してくれるだろうからね」