毎年、「貯金をしたい」と思いつつ、なかなかできない。そんな悩みを抱えている方は少なくないのでは? そういう人たちは、もしかしたら貯金についての習慣が間違っているのかも。そう語るのは、消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんだ。

 以下、3つの習慣について当てはまることはないか、胸に手をあてて振り返ってみよう。1つめは、平均貯蓄額に惑わされていないかということ。

 友達にも聞きづらい貯蓄額。厚生労働省の調べによる一世帯あたりの平均貯金額はなんと1047万円。高っ! と思った人も多いと思うが。

「平均値は、一部の富裕層によりかなり高く引き上げられているとのカラクリがあり、実はあまり“平均”の意味を持ちません。だから平均より自分が低いと焦らなくてOK。毎月1万円の貯金でも1年間で12万円。5年間続けたら60万円。積み重ねが大事です。貯金は他人と比べず、自分のできる範囲でする、が鉄則です」(松崎さん)。

 2つめは、「3品で1000円のモノ」に手を出していないか。スーパーで見かける「よりどり3点で1000円」のコーナー。1点380円×3点で1000円なら安いのでは? と思いがちだが。

「ちょっと待ってください。本当にそれは3つとも欲しいものなのか、買う前に考えてほしいんです。3つ目は仕方なくとか、何となくで選んでいませんか? 欲しかったものだけ1つ買えば380円で済むんです。お得感に惑わされないで、いらないものにお金を使うのはNG」(松崎さん)。

 3つめの見直したい習慣は、ICカードのオートチャージをしていないかということ。コンビニなど使える店舗も拡大し、便利なICカード。いちいちチャージするのはめんどうもなく、ポイントも貯まるし一石二鳥だが…。

「たしかに使いやすいですが、一定の残金以下になったら自動で入金されるので、いつ使ったのかが記憶に残らず、使いすぎの原因に。しかも、自動でポイントも貯まるのですが2年くらいで失効するものも多いので、知らないうちに失効しているケースも多いんです。お金の意識を持つためにも、面倒かもしれませんが、現金でチャージするのをおすすめします」(松崎さん)。

※女性セブン2015年1月1日号