100万円の自転車も安心?  指紋認証ロックとスマホアプリが1秒で解錠させる「鍵」が登場

写真拡大 (全3枚)

ロードレーサーやクロスバイクなどのスポーツサイクルから電導アシスト自転車まで、最近の自転車は人気があるだけでなく、高価なモノになっている。10数万円以上するものから、ロードレーサーに至っては100万円を超えるものまである。
高価な自転車が増えるにともない、盗難事件の増加と盗難防止の対策は社会問題の一つでもある。

自転車の盗難防止の定番といえば、「鍵」だが、旧来の「鍵」は安全面ではいろいろな不安がある。

自転車置き場で自転車の鍵を開けようとしたら鍵を紛失してしまった、なんて経験は誰でもあるだろう。また、暗い場所では鍵穴に鍵を入れられずに一苦労、なんてこともよく聞く話だ。

しかし、鍵を使わずに自転車をロックできるGraspがあれば、そんな不安や苦労を解消できる。

Graspは布団を干すときのフックのような形をした自転車ロックアイテムだ。
フックは固く閉り、自転車のタイヤやフレームを駐輪場のガイドレールなどにはさんで固定できる。ロック時に「鍵」は不要。フックを閉じれば自動的にロックされるのが特長だ。

では、どうやってGraspのフックを開けるのだろう?

実はGraspには指紋認証センサーがあり、指先をタッチするだけ、わずか1秒でロックを外すことができるのだ。もちろん指紋を登録していない他人がGraspのフックを開けることはできない。


指紋認証でロックを外せるGrasp


これだけならただの「指紋を使って開閉できる自転車用のフック」で、ちょっと考えれば出てくるのも想像できるかもしれない。

しかし、Graspの機能はそれだけではない。Graspと無線で接続できるスマホアプリが用意されているのだ。
Graspのスマホアプリには自分だけではなく、他の人の指紋も登録できる。
例えば、Graspでロックして駅の駐輪場に預けた自分の自転車を、自分が取りにいけなくても、家族や友人がスマホを持っていけばロック解除ができるのだ。

共有する使い方は簡単。
・まず家族や友人のスマホをGraspとBluetoothで接続する。
・次にGraspのアプリを入れる
・最初にGraspの所有者である自分の指紋を使ってアプリにログインする
・次に登録したい家族や友人の指紋をアプリに登録すればよい。


アプリで指紋を登録すれば友人などが自分の自転車のGraspのロックを外すことができる


このように他の人のスマホにGraspアプリを入れて指紋を登録しておけば、1台の自転車を多人数で共有できるというわけだ。

Graspはロック解除に指紋認証を採用しただけでも斬新だが、さらにスマホと接続したり、複数の人でロック解除を共有したりできる機能を追加したことでさらに便利なアイテムになっている。

Graspは自転車の新しい使い方や安全保護ができるかもしれない。日本でもぜひ発売してほしいものだ。


山根康宏