全米女子オープンも制したスケールの大きなスイングの秘密は(撮影:岩本芳弘)

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 今季の国内女子ツアーの優勝者の活躍を振り返り、強さの要因を探る“Playback LPGA Tour2015”。第6回目は『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』で日本ツアー初参戦初メジャー制覇を達成し、その後海外メジャー『全米女子オープン』、さらに『日本女子オープン』と1年で国内外のメジャータイトルを3つ制した韓国の大器チョン・インジ。今最も注目を集めている韓国人プレイヤーの強さの秘密とは。
【解説】球が上がらない人注目!チョン・インジのスイング連続写真(計10枚)
 鮮烈な印象を残した1年だった。20歳273日の史上最年少で『ワールドレディス-』を制すと、アメリカ、日本と2つのナショナルオープンに勝利する快挙を達成。韓国ではディズニーのキャラクターに雰囲気が似ていることから“ダンボ”のニックネームを持つ女子大生プロが集めた注目はトーナメントを重ねるごとに大きくなった。
 恵まれた体格から放たれるショットの安定感には定評がある。上田桃子のキャディとしてもインジのスイングを間近で見た経験があるプロコーチの辻村明志氏は「強味は、正確なショットもさることながら、高いボールを打ってくること。スイングワークが非常に大きく、バランスの良いスイング」とのインジ評。
 「インパクトからフィニッシュにかけ大きく高いフォロースルーがとれているのは、クラブの末端(ヘッド)まで遠心力が働いている証拠。(アップライトなスイングプレーン。高いトップから高いフィニッシュまで振れるので理想のハイボールが打てる)日本メジャー優勝・USオープン優勝が物語るように、長いクラブでもグリーン上で球を止めることができる。アドレスからフィニッシュまで頭のブレが少ないため、インパクトでの打点の狂いは少なく、ゴルフ場での微妙な傾斜地に対応していける(辻村)」
 高い完成度のスイングは難コースでこそ力を発揮する。さらに、辻村氏は「今シーズン、彼女が日本でプレーしたすべてを見てきたが、メンタル面も非常に強く、スイングテンポ、プレーリズムはそこからきていると思う」とスイング以外での安定感も強調する。大舞台で強さを発揮する要素を兼ね備えた韓国の新星。来季も最注目プレイヤーの一人だ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチ、キャディとして上田桃子、濱美咲らを指導。今季は上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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