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世界で最も愛されているビーグル犬、スヌーピーの誕生65周年を記念してシリーズ初3D/CGアニメーションとして製作され、第73回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞にもノミネートされた『I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』が現在日本でも大ヒット公開中!

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公開に合わせて来日した原作者チャールズ・M・シュルツの息子で、本作の脚本も手がけたクレイグ・シュルツ氏に、スヌーピーやチャリ―・ブラウンと仲間たちについてずっと聞きたかった素朴な質問をぶつけてみた。

ただし、持ち時間はわずか15分。果たしてどこまで聞けるかな!?

Q1.まずは今回の映画に関する質問から。どんなことを心がけました?

A1.「今回の映画版は、最初からコミックに基づく形で作ろうと思っていました。ですので、主人公の不器用な青年チャーリー・ブラウンの物語とスヌーピーの物語を原作から抽出し、コミックの世界の外へは絶対に行かない、コミックに登場しないものは取り入れないことを徹底させました」

Q2.絵のタッチやスピード感など現代の価値観に合わせる必要もあったと思うのですが、その点ではどんな進化を試みられましたか?

A2.「オリジナルのコミックのファンの方も過去の映画のファンの方もいるので、双方のファンの方に気に入ってもらえるようにバランスをとるのが大変でした。

それこそ飛行機や赤い風船などコミックからピックアップしたエピソードは過去の映画にはなかったものですし、今回は単純な物語に見えて、何層も奥行きのある複雑なものになっているんです。

でも、脚本が終盤に迎えたときに“タイプライターを知らない若者がこれを観たらどう思う?”“オリジナルのコミックを知らない人や一度も読んだことがない人が観たときに楽しんでもらえるだろうか?”という指摘をされて。

そこから今回の作品でチャーリー・ブラウンやスヌーピーのことを初めて知る人たちの視点で、台本をリライトしていったんです」

Q3.いちばん気に入っているシーン、上手くいったなと思っているシーンは?

A3.[ネタバレ注意]「赤毛の女の子がチャーリー・ブラウンをパートナーに選ぶところです。

実はもともとこのシーンをエンディングにしていて、映画を観終ったお母さんと子どもが映画館から家に帰るまでの車の中で“どうしてチャーリー・ブラウンを選んだんだろうね?”って話し合ってくれたらいいな〜と思っていたんです。

その後でエンディングが別のエピソードに変わったんですけど、私はエンディングとともにこのエピソードが好きですね」

Q4.実際にパイロットでもあるシュルツ氏ですから、スヌーピーがあの犬小屋に乗って立体的に飛行するシーンにもこだわりがあるのでは?

A4.「飛行シーンはダイナミックで動きのあるものにしたかったんですけど、最初はなかなか上手くできなくて。

何度も何度もテストを重ねたし、とても苦労しただけに自分でも気に入っています。でも、同じように大変だったのがチャーリー・ブラウンとスヌーピーとの共演のシーン。

彼らのあの阿吽の呼吸をまさに昔、ビル・メレンデス(『スヌーピーとチャーリー』(72)、『スヌーピーの大冒険』(73)、『がんばれ! スヌーピー』(77)の監督で名アニメーター)がやったように上手に見せるのが大変で、いろいろと工夫したんです(笑)」

Q5.ここからはトリビア的な質問を。チャーリー・ブラウンやほかのキャラクターにはご自身や兄弟のキャラクターが投影されているのでしょうか?

A5.「そうですね。自分たち兄弟姉妹はもちろんですけど、今回の映画を観た方やオリジナルのコミックを読んだ人はいずれかのキャラクターに自分に近いところを見出すのではないでしょうか。

恐らくチャーリー・ブラウンに共感する人が多いと思いますけど、ライナス(チャーリー・ブラウンに意地悪をする女の子ルーシーの弟)のような賢さが自分にあったらいいなと思ったり、怖いもの知らずで何でも器用にこなすスヌーピーのようになれたらいいな〜と夢を見たりするような気がします」

Q6.クレイグさんは誰に近いですか? スヌーピーみたいな性格なんですか?

A6.「そうですね。ある意味、スヌーピーに近いかもしれません(笑)。

彼のようにパイロットになって空を飛ぶこともできたし、バイクでも遊んだし、この映画の脚本を手がけることもできましたから。

いやいや、まだまだあります。宇宙飛行士にも会うことができて、世界中いろいろ旅をして、ちょっと寝坊したり、ゆっくり寝ることもできたので、そういう意味ではスヌーピーの人生を生きたかな〜と思います(笑)」

Q7.今回の映画の、マニアが喜ぶような小さい見どころを教えてください。

A7.「トリビア的なものですね。隠しネタ的なものはいろいろあって、例えばチャーリー・ブラウンが受けるテストの答案用紙に書かれている名前が父の同僚や友達の名前だったりします。

他にもボックス車の車体をよく見ていただくと面白い発見があると思いますし、監督のスティーブ・マーティノと私でいろいろ遊んでいるので、ファンのみなさんにはぜひ探してもらいたいですね。

でも、ひとつだけ教えましょう。それは映画のいちばん最後にルーシーが言う“グッド、チャーリー・ブラウン”というセリフです。

あれはもともと父がコミックのタイトルに使いたかったもの。実は『ピーナッツ』は気に入ってなかったんですよ。

その父が使いたかったフレーズを最後のセリフとして使っているので、そこも注意して見ていただければと思います」

Q8.最後の質問です。スヌーピーは実在したんですか?

A8.「はい。いましたよ。うちではスパイクとスヌーピーというビーグル犬の兄弟をずっと飼っていて、恐らくスヌーピーの方が弟だったと思います。

でも彼は性格があまりよくなくて、家族とも馴染まなかったので、父がある日、誰かにあげてしまいました(笑)」

お〜なんと衝撃的な事実! 実在したスヌーピーはそんな境遇にあったのか!

でも、そんなことにも想いを馳せながら、クレイグ氏に教えてもらったことを注意しながら観ると、3D/CGエンタテインメントになった『I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の面白さが倍増するはず。

チャーリー・ブラウンとスヌーピーの大冒険を大きなスクリーンで堪能して欲しい!