忘年会やクリスマスといった宴席が多い12月。ノロウィルスの危険性はそんな楽しい場にこそ潜んでいるのです

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 ノロウィルスの季節がやってきた。乳幼児や高齢者の間でノロウイルスによる急性胃腸炎が流行するのは毎年11月から2月までだが、マスコミでノロウィルスの報道が急増するのは、ビジネスマンや学生にとってイベントの多い師走を迎えてのことだ。

 忘年会やクリスマスといった宴席が多いということは、不特定多数の人間に接する機会や嘔吐物に接する機会も多いということでもある。加えて年末の業務や宴席、風邪などによる疲労で、いわゆる抵抗力が衰えている場合も多いだろう。転ばぬ先の杖として、対策を講じておきたいところだ。

 ノロウィルスの感染経路は厚生労働省によると、以下の5つである。

(1)ノロウィルスが大量に含まれる吐しゃ物(嘔吐物)や便から、人の手などを介しての二次感染

(2)家庭や共同生活施設など、ヒト同士が接触する機会が多い場所でのヒトからヒトへ飛沫感染などの直接感染

(3)ノロウィルスに感染した食品取扱者(食品製造、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者を含む)を介して汚染した食品を食べた場合

(4)ノロウィルスに汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合

(5)ノロウィルスに汚染された井戸水や簡易水道水を消毒不十分で摂取した場合

 井戸水の類を飲む機会は少ないとして、宴席では(1)〜(4)、その前後の街角や電車では(1)と(2)に特に注意が必要だ。あるファミリーレストランのトイレに、「嘔吐物などの処理は身内だけで済ませず従業員を呼んでください」という内容の張り紙があった。確かに素人のおざなりな処理で、かえってノロウィルス等が拡散したら非常に困ったことになる。ここはマニュアルに沿った殺菌消毒などの処理が必要だろう。

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