ボールを運ぶ技術ではツアー随一の申ジエ(撮影:米山聡明)

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 今季の国内女子ツアーの優勝者の活躍を振り返り、強さの要因を探る“Playback LPGATour2015”。第3回目は最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』ら今季3勝を挙げた申ジエ(韓国)。今季の活躍の変遷を探っていくとともに、正確性No.1と評されるショットの秘密を探る。
【解説】No.1プレーンスイング!申ジエのスイング連続写真(計10枚)
 5月の『サイバーエージェントレディス』で今季1勝目を挙げると、6月の『ニチレイレディス』では3打差逆転優勝で2勝目、そして『リコーカップ』では国内ツアー通算12勝目にして初のメジャータイトルを手にし、賞金ランク3位でシーズンを終えた。
 飛びぬけた飛距離はないものの正確なショットに定評があるジエ。プロコーチの辻村明志は「スイングプレーンでは日本ツアーで一番の選手。ボールを運ぶ技術はナンバーワンです」と評する。
 「彼女の良さは、良い選手たちに共通している“リズム感の良さ”です。リズム感の良さは下半身のウエイトシフトを上手く使っているためでしょうね。トップからダウンスイングにかけて、しっかりと下半身から切り返せている。クラブが体の近くを通る安定した理想のスイングで、ボールを打つというよりは運んでくるタイプですね(辻村)」
 同じリズム、同じテンポ、同じ力感、同じプレーン…これらを自然体で出来ることが彼女の強さだ。
 「賞金女王を期待されているし、自分でもなりたいです(ジエ)」と来季の目標を定めているジエ。チャリティ活動にも精力的に取り組み「それで知り合った方も増えてきています。私はファンの皆さんから力をもらっています(ジエ)」と日本ツアー本格参戦3年目となる来季は声援に応えるべく頂点を目指す。

解説・辻村明志(つじむらはるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチ、キャディーとして上田桃子、濱美咲らを指導。今季は上田の出場全試合に帯同し、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。
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