スターウォーズ観た事ないけど別にいいじゃない


新作公開にあわせて、今夜「金曜ロードショー」で放送される「スターウォーズ」。今まで何度放送されてきた事でしょう。

しかし私はスターウォーズを観た事がありません。特に避けてきたわけではなく、ただなんとなく通ってきませんでした。
それでも私が通ってきた作品の中にパロディが含まれていたりする事はあるわけで、なんとなく


くらいの知識はあります。

ところで先日、私が漫画アシスタントとして働いているうめ先生の職場でスターウォーズの話題になりました。






聞けばエピソード4から始まるものらしいじゃないですか。なにそれわかりにくい。え、みんな知ってるの?ほんとに?
という事で、今更観ましたエピソード4。

ほんとにエピソード4からだった


エピソード4からって話を聞いた時、「後付け設定で最初の一本を4にしたんじゃないの?」と疑ってたんですが


真っ先に書いてあって打ちのめされました。ほんとに4からだった。
この演出はパロディでさんざん見てきましたけど、本家にはこんな事が書いてあったのか…

さらにここで世界設定と物語の前提を全部説明しちゃう事に驚き。も、文字で。映画なのに。
主人公の名前が「ルーク」って事は知ってたんですが、開始10分経ってもルークが出てこない。
登場人物がやたら多い。設定も前置きも複雑。

こ、これは…


かつてスターウォーズを観て憧れた少年少女達が真似しまくって編集界をウンザリさせてきた結果なのか、
それともこの映画が「やっちゃいけない事を盛り込みまくった上でヒットした超イレギュラーケース」なのか。
正統派だと思ってたらすごい異端っぷり。面食らいました。

でも「これはやっちゃいけない」でがんじがらめになったエンタメの、キレイにしすぎた無味無臭さにちょっと飽きてた私にとってはシビレるものがありました。古い作品って自由で素敵。

ダースベイダーが思ってたのと違う



いやいやいや。
生物が乗ってたら「生き延びるために逃げた」可能性があるけど、生物が乗ってないならもう「他に目的があった」としか考えられない。
こいつクビだわ…なんて考えてたら


まさかの処罰なし。怒りもしない。やさしい!というか帝国兵、せめて謝れよ!

他にもノックして返事がない部屋を「誰もいないな。次だ。」と飛ばしたり、帝国兵のダメさがすごい。
帝国兵のコスプレってよく見かけますけど、ドジっ子としての人気だったんでしょうか。

それらをすべて叱らず、上司にはフォースを実演して説得し、最後は自ら前線に立つ。
しかも「久々に空中戦を楽しむとしよう。援護しろ」なんて言ってくれる。「お前らじゃ頼りない」とは言わない。

思ってたのと違う!周りのミスに振り回されつつ、文句を言わない気の毒な中間管理職。


とか言われてそう。
最後の戦いを見ると「敵のボス」というより「ライバル」的立ち位置でした。

ん?ライバル…?


この作品は設定も色々影響が感じられますね。


古い有名作品はこういうのを探すのも楽しいです。

自由だけど、とても計算されてる


要所要所で「これおかしくない?」と感じる部分が出て来るんですが
ちょっと考えると納得できるように情報が入ってます。その一つが、セリフでしか出てこない「元老院」。

物語序盤では旧共和国体制の生き残りとして、帝国軍とも同盟軍とも違う立場で両者に睨みを効かせています。
同盟軍贔屓らしいですが…レイア姫も議員みたいですね。

レイア姫が拘束された後、開き直って設計図を交渉材料にせず「盗んでない」と無理のあるシラを切り通したのは
盗みがバレたら元老院に怒られるからだと思われます。

中盤で帝国軍は惑星一つを消し飛ばす強攻策を取りますが、この時点では元老院は解散して力を失っています。
元老院を解散させたのは帝国軍側の皇帝なので、さっさとやっとけよって感じですが
帝国軍の中には「独裁したいけど国民の支持も欲しい派」と「めんどくさいから武力で恐怖政治しよう派」がいて
帝国軍内の足の引っ張り合いから、元老院解散が遅れたようです。

レイア姫は盗んだ設計図をデータとして送信しちゃえば良さそうなものですが、
通信網は全て帝国軍側に検閲されてて、相手側に届く前に握りつぶされると考えれば納得できます。

ハンソロはともかく、ルークが戦い慣れてる事も最初は不思議だったんですが、
ルークの地元にサンドピープルがいましたから、彼等としょっちゅうやりあってたと考える事もできます。

万能ロボットがあるのに戦闘はすべて人間なの?とか
惑星消し飛ばしちゃったら国力削ぐだけじゃない?とか
細かい事を考えるとまだまだいっぱい引っかかるんですが、そこは何せ「エピソード4」です。ロボット戦闘員を使えない理由や歴史があるのかも。

細かい事をごまかすためのエピソード4ではなくて、「構想は細かいところまであるんだけど描ききれないから一番面白い所取り出しました」って感じられように
ちょくちょく必要な情報を散りばめてるのがこの映画の一番すごいところかもしれません。

でもやっぱりよくわからない所もある



この「無限の力」。
これは今作ではわからないだけで、後々わかってくるっぽい雰囲気でした。最初から続編ありきの作り方してるところもすごい自由。


エリア5ダストシュート内の水生生物。こいつがいる意味がわからなかったんですけど…
この時は出番これだけでも、後々「ゴミ処理システムを止めてくれてありがとう。おかげでオレも助かった」って出て来るのかなと思ってたら、
デススターごと爆破されたので死んでますよね。
次回作であいつの親族が敵討ちのために仲間になったりするんでしょうか。

ところで次ってどれ観ればいいんでしょう。エピソード5でいいの?それとも来週の金曜ロードショーに習ってエピソード1?
(たきりょうこ)