死刑制度に関する考え方は国ごと・人ごとに異なり、世界中で議論されている問題ですが、日本の死刑囚の扱われ方についても諸外国、とくに先進国の人々からは奇異に映るようです。

海外掲示板で、
「日本の死刑囚は執行日を知らされず、毎朝『今日が最後かもしれない』と思いながら目覚めることを知った」と議論されていました。

 

David McNeill, C.M. Mason, "Dead Men Walking: Japan's Death Penalty"

日本の死刑制度は、先進国の中では最も残酷な方法であるとの主張で、執行の1時間前に伝えられること、さらに絞首という方法がとられていることに、驚く人も多いようです。

ただし服役率は、他の先進国に比べてかなり低く、10万人あたり58人となっています。(イギリスで142人、アメリカで726人)

相対的に、犯罪率そのものは少なく、しかしながら死刑囚に対しては厳罰である、とみなされています。

海外掲示板の意見をご紹介します。

●毎日そんなびくびくして過ごしていら、自分ならさっさと執行して欲しいと思うようになるだろう。

↑(詳細を読んだあと)なんてこった、これは第二次世界大戦のときに日本兵がしていたことに近いくらいひどいな。

↑日本兵の捕虜にだけはなりたくない。

↑捕虜はどこの国の捕虜でもイヤだろう。

↑おい、カナダ兵の捕虜になったドイツ兵は、気に入ってそこでずっと暮らしたくらいだぞ。
そういう記事もある。最もハッピーな捕虜というタイトルで。
The Happiest Prisoners - Legion Magazine

↑それが理由で私はカナダにいます。(ドイツ人ではなくイタリア人だけど)

●日本人は残酷、恐ろしいことをする時期がなければ、本当におもしろいんだが。

↑真ん中はないの?
楽しくてゲーム、あるいは、ユニット731部隊?

↑日本に行ったときに思ったよ。
怖い病気を警告するキュートなポスターや、バスのチケットさえもかわいかった。なおかつみんなフレンドリーだった。ところが入国管理局の過程たるや、いきなりユーゴスラヴィアから直接出てきたような感じで、いきなりアメリカの入国管理局員がフレンドリーに感じたほどだ。日本は本当に興味深い。
それを伝えたあとで、食事はすごい。人々もフレンドリーだ。少なくともきちんとしたマナーをしてればね。

●自分は欧米人としては、数少ない東京の刑務所の中を見たことがある者だが、ほとんどの死刑囚も東京で拘留される。執行される部屋は超現実的で、あまり家具のおいていない居間のようである。絞首台のトラップドアにはカーペットが敷き詰められている。
[動画を見る]
Japan opens up death chamber to media - YouTube
執行される前に座ってお経を聞く時間がある。
独房では常に明かりが消されることはない。仰向けに寝なければならず、寝返りを打つと起こされる。日中は一カ所に座って壁の一点を見ていなければならず、他のところを見ると罰される。

↑最後の独房ではというところは、なぜ?

↑それは拷問と呼ばないか?

↑力を持つと、とんでもないことを考えるのが人間だ。

↑詳細を読むと死刑執行そのものよりひどいんだが。

●自分は日本が死刑を執行している制度だってことさえ知らなかった。

↑いまだに絞首刑だよ。日本の司法制度はかなり残忍である。

●ちょっと面白くてバカなコメントをしようと思ったのだが、先に記事を読んだ。なんて残酷なんだ……。


日本の死刑制度は、他の先進国から批判を浴びることも少なくありませんが、やはり全体的には否定的なコメントが少なくありませんでした。。

是非についてはともかく、古い時代のやりかたをそのまま使っている感じは否めませんね。

TIL Japanese Death Row Inmates Are Not Told Their Date of Execution. They Wake Each Day Wondering if Today May Be Their Last.【外国人「今日自分は、日本の死刑囚は執行日を知らされないことを知った…」海外の反応いろいろ】を全て見る