目と肝臓には実は密接な関係があることはご存じですか? 目の健康のために用いられるメグスリノキには、実は肝臓にもよい成分が含まれているのです。年末は宴会も多くなるので肝臓に負担がかかりがちですが、仕事も忙しくなりパソコンなどで目を酷使する時期でもあります。健やかに新年を迎えられるようにメグスリノキに注目してみませんか?

メグスリノキは日本にしかない

メグスリノキの木の皮や葉から抽出されるのがメグスリノキエキスです。メグスリノキは日本にしか自生しない植物で、初夏に薄黄色の花をつけます。古くから眼病予防のための民間薬として使われてきました。江戸時代には、メグスリノキエキスを固めて絹の袋に入れ、ハマグリの貝殻の中に入れた洗眼薬が使われていたという記録があります。1983年の動物実験の結果から、肝臓によいということが学会で発表されました。

メグスリノキの主成分ロドデンドロール

メグスリノキの主成分は、ロドデンドリンという天然フェノールです。葉や木に含まれて加水分解されるとロドデンドロールという物質に変化します。この成分はお茶に含まれる苦味成分タンニンの一種。肝臓の持つ解毒作用を高めるはたらきがあり、肝臓を健やかに保ち、B型肝炎などの病気の症状を予防・改善するといわれます。血液やリンパの流れをよくし、目の周りの水分を排出するはたらきも持ちます。葉に含まれるゲラニインには抗菌作用があるので、アレルギー性結膜炎などの症状にも効果的です。

目と肝臓の健康の深い関係

肝臓の健康は目の健康と密接な関係があります。ストレス、疲労、不摂生な食生活(お酒の飲み過ぎ)、胃腸障害などが原因となり、肝臓のはたらきが弱まると有毒物質や老廃物の排出がとどこおり、血流が悪くなることで目に送られる酸素や栄養が届かなくなります。その結果、視力の低下、眼精疲労、充血、ものもらいなどの症状が出てくることもあるのです。目が疲れている人は肝臓も疲れていないか体の声を聞いてみてくださいね。

メグスリノキは健康茶としてスーパーなどでも一般的に販売されています。朝の目覚めの一杯や食後に飲んで年末の健康サポートに活用してくださいね。


writer:松尾真佐代