羽生結弦GP3連覇で、イヤホン店が大盛況!?
 フィギュアスケートのGPファイナル3連覇で、絶対王者の座を不動のものにした羽生結弦選手。帰国直後の取材では、演技直前に聴いていた曲がONE OK ROCK(ワンオクロック)の「キミシダイ列車」と「完全感覚Dreamer」であることが本人の口から語られ、一躍“ワンオク”の名がネット上を騒がせたが、この“勝負曲”を聴くための高級イヤホンもまた、ファンの間で話題になっているという。

「昔は男性客がほとんどだったのですが、数年前から女性客が増え始め、今では全体の2割ぐらいは女性のお客さんが占めるようになりました」

 そう語るのは、イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」広報室室長の松田信行氏。「羽生選手がウチでイヤホンを購入してくださったことが、その理由なのかもしれません」と続ける松田氏に、特需に沸くイヤホン業界事情について聞いてみた。

◆スマホの普及がイヤホンブームを牽引した

 羽生選手が愛用する、いわゆる高級イヤホンと言われているものは、ロックバンド“ヴァン・ヘイレン”のサウンドエンジニアが「ライブ中の爆音を少しでも軽減」するために開発され、プロの間でもてはやされていた。しかし「音楽をネットでダウンロードし、スマホで聴くのが一般化したことで、より良い音を求め、この手のイヤホンを手にする人が増えた」のだという。

 おそらく羽生選手もそんな一人なのだろう。数年前から「e☆イヤホン」を訪れ、2014年の夏には、耳型を取って作るオーダーメイドのイヤホンを購入したという。そのお値段は軽く15万円を超えるというからビックリだ。19歳の時、皇帝プルシェンコを破っての金メダルだったにもかかわらず「悔しい。自分の演技に満足していない」と、歓びよりも悔しさを口にした完璧主義の羽生選手。音へのこだわりも相当なようだ。

◆数千円のイヤホンでも音質の差は歴然

「ウチで扱っているイヤホンは、数百円で買えるものもあり、必ずしも高級なものばかりではありません。もちろん、高いものほど良い音が楽しめる傾向はありますが、スマホ購入時に付属しているイヤホンを数千円のイヤホンに替えるだけでも、格段に良い音を楽しむことができます。実際、羽生選手も最初は、ここまで高いイヤホンを使っていませんでしたから」

 こだわればキリがないのが、イヤホンの世界。しかし、イヤホンの世界同様、現状に満足せず、より高みを目指すのが、羽生結弦という選手のようだ。

 以下に、羽生選手が愛用しているイヤホンの一例を記しておく。

【羽生選手愛用イヤホン】
※2015年12月16日現在

・耳型を取るもの
FitEar Aya 12万4900円
FitEar MH335DW 17万9900円
Westone ES50 14万4800円
Ultimate ears UE18PRO 17万4800円

・耳型を取らないもの
final Heaven VI-CC 4万6440円
final Heaven VII 5万9650円
final Heaven VIII 7万350円
DITA Answer Truth ブラック 9万8600円

<文・写真/HBO編集部>