ローマのルディ・ガルシア監督は17日、チームやテクニカルスタッフと1時間にわたって話した。選手たちには「君たちが私と一緒にいるなら、諦めるつもりはない」と繰り返している。チームはこの日から20日まで合宿を張ることになった。17日はトリゴリアに宿泊し、18日朝は自宅に戻るが、その後トレーニングを再開してからはトリゴリアで眠ることとなる。

クラブはガルシア監督の今後を検討している。最終決断を下すのは、ジェームス・パロッタ会長だ。年俸250万ユーロ(約円)で2018年までの契約を結ぶガルシア監督は、上層部と話し合っている。

16日の時点では、20日のジェノア戦を待ち、21日から冷静に分析する方針だった。だが、直近になり、変えるなら早い方が良いという方向へ向かっている。後任候補のポールポジションにいるのは、マルチェッロ・リッピ氏だ。

ガルシア監督は選手たちとの話の中で、前進する考えを繰り返しつつ、言いたいことは直接言うようにとチームに求めた。彼はチームがまだ自分についてきているかを知りたがったのだ。どうやらこの話し合いは良い結果を生んだようである。チームは監督をリーダーとして認めているようだ。だが、解任を回避するに十分とは限らない。

選手たちは口を開いておらず、ルカ・ディニュがツイッターで「僕ら全員にとって難しい時期だ。自信を取り戻すために団結して仕事をしている」と述べるにとどまった。

なお、ローマは2月17日にオリンピコで行われるレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのチケット代を発表した。ゴール裏の40ユーロ(約5300円)からメインスタンド上部で120ユーロ(約1万6000円円)と、お手頃ではない価格に、ローマの雰囲気はさらに悪くなっている。