『消えた声が、その名を呼ぶ』 ©Gordon Mühle/ bombero international

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映画『消えた声が、その名を呼ぶ』が、12月26日から東京・角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。

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同作は、約100年前にオスマン帝国で実際に起きた少数民族・アルメニア人の虐殺事件をもとにした作品。第一次世界大戦下にあるオスマン・トルコのマルディンで鍛冶職人として妻子と共に暮らしていた男ナザレットが砂漠に強制連行される様子や、声を失いながらも死を免れ、娘と再会するためにアメリカ・ノースダコタを目指す姿などが描かれる。

約8年間にわたって放浪の旅に出るナザレット役を演じるのは、『預言者』『ある過去の行方』のタハール・ラヒム。監督は『ベルリン国際映画祭』で金熊賞に輝いた『愛より強く』、『カンヌ国際映画祭』で脚本賞とエキュメニカル審査員賞を獲得した『そして、私たちは愛に帰る』、さらに『ヴェネチア国際映画祭』で審査員特別賞に選ばれた『ソウル・キッチン』などを発表しているファティ・アキンが務めている。

1973年にドイツでトルコ移民の二世として生まれたアキン監督は、『消えた声が、その名を呼ぶ』の撮影にあたって、アルメニア系カナダ人のアトム・エゴヤンにアドバイスを求めたほか、ロマン・ポランスキーにスケールの大きな物語の撮影方法について助言を受けたという。共同脚本は『レイジング・ブル』のマルディク・マーティン。

なお同作のオフィシャルサイトでは、マーティン・スコセッシをはじめ、宮本亜門、崔洋一、松江哲明、阪本順治、加藤登紀子らのコメントが掲載中だ。