もう逃げない!74kgのデブブス姿をスタジオ撮影した【元アイドル22kgヤセへの道】
<崖っぷちタレント・なちゅ【22kgヤセへの道】2話>

 30歳にして体重74kg・体脂肪50%まで膨れ上がった飛べない豚。そう、私なちゅです。
 そんな豚でも唯一自分に自信持てる事、それはアイドルぶって何かを隠したり、女ぶって言わなかったりしない。素直なところ! ぶっちゃけれるところ! だけは自信がありました。

 その点だけが自分の長所だと思っていたのに、実は私30年間自分に嘘をついていることに気付いてしまいました。

◆「デブキャラだから」と逃げていた私
 本当は…本当は小学生の頃からずっと、雑誌の読者モデルや浜崎あゆみさんに憧れて切り抜きを集めていたのに、ファンレターを出していたのに、自分がデブでブスだから、そんなこと恥ずかしくて言えなくて興味のないフリをして逃げて生きてきました。

「なちゅはデブキャラだから」そういって自分に言い訳して食べる。「ちょっとぽっちゃりしてる方が健康的でいい」とか「そのままがなちゅらしくて可愛い」なんていう悪魔の飼育員(友達)のささやき。

 餌をみたら食べるも食べないもなちゅ豚の自由なのに、食べるのを斡旋した人や、優しい両親のせいにして誘惑に負けて今日もまた食べる。その結果、ずっとこの豚人生。記念すべき30周年。

 私は、三十路でこのまま豚の燻製になるの? むしろもう半分腐ってね? 三十路…ヤバいっしょ!!!

 ねぇ…もうこんな怠惰な悪循環…いい加減やめようよっ。目の前の餌を諦めて、この豚小屋から逃げ出すんだっ! このまま太ってるなら、いっそ死んだ方がマシだ!

 こうした極限にまで、考えは至りました。

◆醜い自分を認めるためにスタジオで撮影!

 私まだ「芸能界で一花咲かせたい!」って自分の夢を叶えていない。還暦を過ぎた両親にもまだ迷惑しかかけてない。このままやりたい親孝行もしないで死ぬなんて人としてあり得ない。

「よおっし!マジの本気で決めた!」

 何事も形から入っていつも失敗する私だけど、今回は違う! とすぐに渋谷の写真スタジオにダイエットのビフォー写真を撮りに行く事に決めたんです!

 この豚人生に終りを告げよう。自分が豚だと認めよう。ダメだったら、人生の豚小屋逝き。

 人生最後のダイエットだぁあああああああっ! と。決意しました。

 それが今年の6月の事でした。

 今まで10kg以上の減量・そしてリバウンドを何度も繰り返している私。その度に痩せた後に「あーどれだけ太ってたんだっけ?」と忘れてしまうのです。変に自分に甘いポジティブな部分があって、太っていた時の醜い姿を自分の中でどうにか美化してしまう。

「違うよ、なちゅ豚! 君はココまで太って、醜い体にまでなったんだよ! そろそろ認めよう。」自分に問いかけました。

 現実を受け止めたい。「自分の怠惰な人生を認めるところからがダイエットだ」と、今回こそは本気で客観視して自分を追い詰めて、リバウンドしたくないと思いました。

◆今までのハンパな「痩せる決意」とどこが違うか

 写真は嘘つかないから。実際に痩せた今、スタジオで撮影した自分の身体の写真を見ると本当にもうこの体に戻りたくないと身が引き締まります。と同時にあそこまで太った自分に心からガンビキしてます。本当に撮影しておいて良かった!

 撮影中、カメラマンさんが私をみて笑ってたの覚えてる。

「あ〜馬鹿にしてるんだろうなー、どうせ女芸人がデブ写真撮りに来たとか思ってるんだろな。ちくしょー、このくやしい思いも全部糧にしてやるからな。ってゆうか、太ってた方が痩せた時もその差が分かりやすいんだぞ! いい感じ!」

 なんて必死に撮影の利点を探しては、ダイエットのモチベーションにつなげました。