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東京都・六本木のサントリー美術館(東京ミッドタウン内)は、水を源とする信仰に根ざした造形物(彫刻・絵画・工芸)を展観する「水 神秘のかたち」展を開催する。会期は12月16日〜2016年2月7日(12月30日〜1月1日・火曜休館、ただし12月22日は開館)。開館時間は10:00〜18:00(金・土、および12月22日、1月10日は20時まで、ただし1月2日は18時まで)。入館料は一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料。

同展は、水にかかわる神仏を中心に、その説話や儀礼、水に囲まれた理想郷や水の聖地など、水を源とする信仰に根ざした造形物を、彫刻、絵画、工芸にわたって展観することで、日本人が育んできた豊かな水の精神性を浮び上がらせようとするもの。世界中でさまざまな信仰を生んできた水だが、四方を海に囲まれ、かつ水源が豊かな日本においては、自然崇拝と相まって、水のもつ精神性が発展したようで、水の慣用句が多いことや、水による潤いが精神にも及ぶ発想があることに、一端が示されると分析されている。さらに、祭器である銅鐸に流水文が表されることから、すでに弥生時代より信仰があったことがうかがえ、それが今でも続くことは、湖や滝が御神体として祀られることに見ることができる。

また、龍宮城など、水にまつわる昔話が多くあることは、多岐にわたる信仰を映し出している。とりわけ、今でも日本各地に残る龍神信仰は、雨乞いと深くかかわるものであり、五穀豊穣ひいては鎮護国家に直結することから、時代を通じて信仰され、水の信仰の中核といえるものとなっている。特に篤い信仰を集めた龍神は、国宝「善女龍王像」など優れた造形性を有するものが伝わり、龍神の持つ神秘の玉――「宝珠」に関する作例とともに、同展の見どころの一つとなっているということだ。

また、関連プログラムとして、東北大学大学院教授・泉武夫氏による記念講演会「雨を祈る儀礼と美術(仮称)」が開催される。 開催日時は2016年1月17日14:00〜15:30。聴講料は700円(別途要入館料)、参加に際しては同館Webページより応募が必要となる。応募締切は12月27日。そのほか、学芸員が展覧会の見どころを紹介するスライドレクチャー「見どころトーク」や、エデュケーション・プログラムのスタッフによる、こどもから大人まで楽しめる初心者向けスライドレクチャー「フレンドリートーク」も開催される。スライドレクチャーの参加費は無料だが、別途入館料が必要となる。開催日時など、詳細は同館Webページにて。

なお入館料は、ホームページ限定割引券、もしくは携帯サイトの割引券画面提示で100円割引となる。

(シマダマヨ)