「ワイヤレス車番認識システム」で使われる日本電業工作の監視カメラと「FalconWAVE2.4G」などを使った機器一例。顧客の施設状況によって、PTZカメラなど用途に応じたカメラを選択可能だ(撮影:防犯システム取材班)

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 日本電業工作とアイテックは11日、ロケーションフリーで運用できる「ワイヤレス車番認識システム」に関する記者発表会を都内にて行った。

 同システムは、工場や商業施設などの駐車場の入口や車用のゲート付近などに設置して、防犯からマーティング用途まで活用できるというもの。アイテックの車番認識技術と、日本電業工作の無線&カメラ技術などを組み合わせることで、設置場所を選ばない運用を実現している。

 防犯用途では、監視カメラと連動して車番を検知したら画像を記録するといったロギング機能や、未登録車両の検知&発報などによる施設の車両用ゲートの入退管理といった使い方が可能。マーケティングとしては、顧客や常連客のナンバーを登録しておくことで、車検やオイル交換などの案内を適切なタイミングで行うといった活用が考えられる。

 同システムに搭載されるアイテックの車番認識アプリケーション「Parking Eyes」(パーキングアイズ)には、すでに公共交通やガソリンスタンド、カーディーラーなどに向けて1,800以上のライセンス出荷をしている同社の車番認識エンジン「LPR」が搭載されており、その認識精度は97%以上となる。

 同認識エンジンは汎用PCで40km/h以下で移動する車両なら車番の認識が可能(カメラ2台構成での試験結果)であり、別途センサーと連動させることで50km/h以上の速度で走行する車両の車番認識にも対応できる処理速度を実現している。

 これまでも監視カメラを使った車番認識技術自体はあったが、日本電業工作の無線技術を組み合わせることで、配線工事不要で工期の大幅な短縮が可能。また、同社の無線機「FalconWAVE」とアンテナは、車番認識可能な映像を最長2km(実測値)無線伝送することができ、カメラと無線機「FalconWAVE」で5.4Wの低消費電力により独立電源駆動を実現している。ワイヤレスと独立電源を備えていることからロケーションフリーで設置・運用できるのが、同システムの大きな特徴となる。

 セットで運用される日本電業工作の監視カメラシステムには、通信機能のほかにもソーラー式発電&蓄電機能、LED照明なども搭載されており、車番認識の用途以外にも、防犯・防災用の定点カメラとしての運用を兼ねることができる。

 なお、同システムは無線&ParkingEyesソフトを含む基本構成で260万円から提供されるとのこと。

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