人数や滞留度の計測イメージ

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 東芝は15日、1台のカメラで広範囲を撮影した映像から、人や車の数を高精度に計測できる技術を開発した。サンティアゴ(チリ)で開催される国際会議「ICCV2015」にて発表する。

 従来の集団計測技術では、「密度マップ」(存在確率を輝度値として対応づける手法)をもとに集団の数の推定を行っていた。しかし、密度マップは計算量が膨大で、性能の向上には非常に多くのメモリが必要だった。

 新しい技術では、人やものの位置をベクトルで表す独自の「COUNT(CO-voting Uncertain Number of Targets)フォレスト方式」を開発。人や物が重なって映っていたり、非常に小さく映っていたりしても、対象を見つけ出すことを可能にした。従来方式と比べ、人数と位置に特化した学習を行うため、省メモリで高精度に人やものの数を推定できるとのこと。

 評価用画像データにおける計測誤差では、世界最高性能を達成。これまでもっとも性能の高かった方式で平均絶対誤差が3.43人であったのに対し、新方式では平均絶対誤差2.50人を実現した。また、従来方式の平均絶対誤差が2.10人であった別の公開データにおいても、約30分の1のメモリ使用量で、平均絶対誤差1.59人を達成した。