昨年からじわじわと人気を集めているジビエ。ジビエ料理をバルスタイルで楽しむ店も登場して、気軽にジビエが楽しめるようになってきています。野生動物は秋から冬にかけて栄養をたっぷり蓄えることで肉のうまみが増すため、特にこの時期はヴァリエーションに富んだジビエメニューがいただけます。今宵はカロリー少なめ、貧血にもよいといわれる鹿肉ステーキなどいかがでしょうか?

ジビエ料理が健康によいのはなぜ?

野生の動物は、家畜にくらべると運動量が多いため筋肉質で脂肪が少ないのが特徴です。さらに野生動物の肉には、良質なたんぱく質が含まれるので健康によいのです。ダイエットをしている人でも体重増量を気にせずに思い切り食べられますね。また、家畜のように病気を予防するための抗生物質など化学薬品を投与されたり、太らせるためカロリーの高い飼料を与えられたりしていないという面でも、ジビエは安心して食べられます。

ダイエット&貧血予防には鹿肉がおすすめ

鹿肉はほかの動物の肉に比べると脂肪が少なくて低カロリーです。たんぱく質が豊富で鉄分は牛・豚の5〜8倍。鹿肉の鉄分は吸収性が高い「ヘム鉄」という種類なので、貧血や冷え症に悩む人にぜひチョイスしてほしい食材です。ジビエ料理にありがちな気になる臭みもなくて食べやすいのも嬉しいところ。一方、肉の臭みはちょっとありますが、コラーゲンをたっぷり摂りたいなら猪肉がおススメ。冬場なら豚肉代わりに猪鍋にしてはいかがでしょう?

生肉ジビエはNG!

ジビエは生で食べないで下さい。生食によるE型肝炎の発症が報告されており、発症すると食欲不振、発熱のほか黄疸をともなうこともあります。自宅でジビエ料理を作る人はまだ少ないかもしれませんが、調理するときには肉に赤みが残らないようにしっかりと火を通してください。レストランでも生焼けのときはお店の人に再度焼いてもらうようにお願いしましょう。


writer:松尾真佐代