グループ首位になるか、2位になるのかの違いは、14日の抽選で確認された。チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦で、ユヴェントスはバイエルン・ミュンヘンと、ローマはレアル・マドリーと対戦することが決まったのだ。これ以上に悪い相手は、おそらくバルセロナしかいない。

●ユーヴェ対バイエルン(ファーストレグは2月23日、セカンドレグは3月16日)
2013年準々決勝の雪辱を目指す一戦だ。当時のユヴェントスのベンチにはアントニオ・コンテがおり、バイエルンはユップ・ハインケスの下で(マリオ・マンジュキッチのゴールで)3冠を達成した。

マッシミリアーノ・アッレグリとペップ・グアルディオラの再戦とも言える。2012年にミラン対バルセロナで対戦した、カンプ・ノウで3-1と勝利したペップのバルサがミランを追いやった。

バイエルンはブンデスリーガを支配しており、CLグループステージは5勝で首位通過。敗れたのは敵地でのアーセナル戦だけだった。夏にユーヴェが放出したキングスレー・コマンも活躍している。アルトゥーロ・ビダルとともに、古巣対決となる。

●ローマ対レアル・マドリー(ファーストレグは2月17日、セカンドレグは3月8日)
今は両チームとも好調にない。2月にはまったく変わっている可能性がある。だが、そのクオリティーや選手たちの経験から、レアルが明らかに有利であることは確かだ。

さらに、今季のラファエル・ベニテス監督はCLで調子を崩したことがない。グループステージではパリ・サンジェルマンにもホームで勝ち、アウェーで引き分けている。一方のローマは勝ち点わずか6で辛うじてグループステージを突破した。

だが、最近の対戦成績では、ローマは特に敵地サンチャゴ・ベルナベウで常にレアル相手に良いところを見せている。前回の対戦でも、ローマは2試合とも2-1で勝利し、ラウンド16を突破した。ただ、それは2007-08シーズンのことだ。フランチェスコ・トッティは今より8歳も若かった。