栃木に伝わる九尾伝説をモチーフにした弁当

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東北自動車道・上河内サービスエリア(SA)下り線では、栃木県に伝わる妖怪譚をモチーフにした、ユニークな弁当を買うことができる。それが、同SAにあるショッピングコーナーのマロニエで販売されている「九尾すし」(880円)だ。

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商品名からうかがえるように、この弁当は九尾の狐をモチーフとしたもの。九尾の狐は、時の帝である鳥羽上皇が寵愛した宮女・玉藻前の正体で、退治された際には、毒気をふりまく巨大な石に化身。近づく人や家畜などを苦しめたと伝えられている。栃木県那須町の温泉街近くには、その殺生石が現在でも残っており、観光スポットになっている。

「九尾すし」は、和洋中の味が楽しめる、巻きずしを中心にした弁当で、妖狐の尾の数になぞらえて、漬物を合わせて9種の味が楽しめる。そしてそれらは、狐の顔を模して盛り付けられている。

販売時間は9時30分から16時まで。数に限りがあるので、見かけたらすぐに買うのが吉だ。ちなみに、予約も受け付けている。

米に栃木県産コシヒカリ、具に生産量日本一のかんぴょうなど、栃木県産の素材もしっかり使用している同弁当。同SAを訪れた際には、栃木に伝わる伝説に想いを馳せつつ、同地の味を噛みしめよう。【東京ウォーカー】