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前々回の豊島原稿には、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグによる巨額の寄付について書かれていました。「さすがアメリカ」と思った方も多いでしょう。こういうニュースに接するとシリコンバレーの懐の深さを感じます。

今回は、日本男子も変わりつつある、というお話をしたいと思います。先週末(12月6日)、熊本県立大学で講演をしてきました。熊本県主催の「くまもと白熱教室」という企画で、テーマは「男女が一緒に考えたい、働き方」。

ふつうの講演と違うのは、講演といっても一方通行ではない、双方向で進めたこと。そのことで、半数以上の参加者に発言してもらったと思います。ワークライフ系の講義は女性参加者が多くなりがちですが、4割近くを男子学生が占めていたことも印象的でした。

私がいちばん驚いたのは、共働き志向の高さです。事前アンケートでは「結婚したり子どもを持った後も仕事を続けたい」と答えた人が約8割。当日、尋ねてみると7〜8割は「両親も共働きだった」と言います。

色々な事例を紹介しつつ「将来どうしたい?」「それはなぜ?」と問いかけていくと、多様な意見が出てきました。女子学生の意見もいろいろで「自分のお母さんが主婦だったので、自分も子どもが帰ってきたら『お帰り』と迎えてあげたい」、「子どもの教育費が心配だから、働き続けたい」、「自分は母子家庭で育ったので、女性がひとりで自立できるような社会がいいと思う」、「自分は父子家庭で育ったが、いろんな手当が母子家庭と比べると薄くて、不平等だと思った」…といった具合です。

○専業パパから共働き希望まで!?

男子学生の意見も多様で、とても面白かったです。ある人は「できるか分からないけれど、自分が子どもを育てたい」と専業パパ志向。「頑張ってお金を貯めたいから、結婚とか子どもはあまり考えず働きたい」という人。「東京でしばらくお笑い芸人をしていたことがあって、そういう人は、奥さんが働いて家計を支えていた。女性が働けると、男性も好きなことができていいと思う」。

控室で10数名の方と話をしたら「子どもが欲しい」「できれば2〜3人」「心配なのは教育費」という意見が多く出ました。大人同士だと、少子化の問題や若者の意識が保守化していて云々…という心配の話が多く出ますが、直に接するとそんなことはないですね。20代のみなさんが、自分の能力を発揮しながら、望む形で家庭生活を営めるように、大人はもっと頑張らなくちゃ、と思いました。みなさんの周りは、いかがでしょう。

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○著者プロフィール

●治部れんげ
豊島逸夫事務所副代表。 1974年生まれ。1997年、一橋大学法学部卒業。同年日経BP社入社。記者として、「日経ビジネス」「日経マネー」などの経済誌の企画、取材、執筆、編集に携わる。 2006年〜2007年、フルブライト・ジャーナリスト・プログラムでアメリカ留学。ミシガン大学Center for the Education of Woman客員研究員として、アメリカ男性の家事育児分担と、それが妻のキャリアに与える影響について研究を行う。またツイッターでも情報発信している。
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25歳。仕事や私生活それぞれに悩み不安を抱える年齢ではないだろうか。そんな25歳のあなたへ、日本を代表するアナリスト・豊島逸夫とウーマノミクスの旗手・治部れんげがタッグを組んだ。経済と金融の最新動向をはじめ、キャリア・育児といった幅広い情報をお届けする特別連載。こちらから。

(豊島逸夫事務所)