何故テレ朝が頑なにフィギュアGPファイナルの生中継を拒んだのか、ようやくわかった気がする真っ赤な不都合部分の巻。
録画中継唯一のメリットは、不都合部分をカットできること!

そうか、そういうことだったのか。スポーツ中継の魅力を大きく損なってまで、テレ朝が録画中継を敢行した理由がようやくわかった気がします。そもそも昨今の中継では名ばかりライブが増えています。アメリカのスーパーボウルなどではおなじみの話ですが、何年か前に生中継のハーフタイムショーで乳首をポロンとしたバカがおりまして、近年はそうしたアクシデント中継を防ぐためにわずかにディレイさせるという習慣が定着しております。

何か不都合が起きたら即座にカットする。それこそが録画中継の唯一最大のメリットと言えるでしょう。多くの視聴者が見守るスポーツ生中継には、政治・宗教的な意図を持った輩の乱入があとを絶ちません。ときには選手自身がそうしたメッセージを露出することもあります。そうした主張はスポーツとは別の場所でやってもらいたい。スポーツが戦争ではなく、エンターテインメントであることを考えれば、いつでもカットできる体制というのは必要不可欠です。

そして、テレ朝は徹底的にカットをつづけました。大会のフィナーレを飾るエキシビションのエンディング。羽生結弦氏にカメラを向けつつ、ときおり見切れる真っ赤な不都合部分を。どうしても映り込んでくる瞬間があっても、実況・解説一同が沈黙を貫き、まるでそんな乱入者など始めからいなかったかのように。

日本の宮原さんとかが一文字ずつプレートを持って「THANK YOU」なんてメッセージを作っているのに、それをコンマ数秒でカットするカメラワーク。それは「T」の字を持っている不都合部分の存在をもってしか説明することができません。最終的には「T」を持っている不都合部分をフレーム外に押しやって、「H」を持つ宮原さんだけをアップにするなど、その徹底した隠ぺいカメラワークには驚きすら覚えたもの。

メディアが情報をコントロールしている、その恐ろしさ。

僕らは目を逸らしてはならないのです。

不都合で真っ赤な真実から…!

ということで、徹底的に隠ぺいされた不都合な真実とともに、13日のテレビ朝日による「フィギュアスケートGPファイナル 男女フリー&エキシビション」をチェックしていきましょう。

◆完全版ではモザイクでもかけてくるんじゃないかという隠ぺい具合!

ライブ感を無視して、とにかくこの3時間に全部突っ込んでやろうという編成を敢行してきたテレビ朝日中継。序盤にはジュニアの模様も放送するなど盛り盛りだくさんです。「それは個別に生でやれ」「今日はエキシも生でやれ」「6時から始めろ」など改めて我が家のスタンドでもスタンディング文句が響く中、中継はスタート。

まずは女子のフリー。1番滑走アシュリー・ワグナーはショートの出遅れを挽回する好演技。目立ったミスなく、むしろ観衆をいきなり大盛り上がりにさせての笑顔のフィニッシュ。連日の黄金プロトコルを見た目で改めて採点結果を見ると、小さな回転不足やエッジエラーが気になってくる感じもありますが、見事な自己ベスト更新。いい雰囲気での立ち上がりです。

2番滑走はグレイシー・ゴールド嬢。冒頭の3回転+3回転では手をつき、演技後半にはお手つきというか手で転倒を支えるジャンプや抜けて1回転になるジャンプなど、ジャンプがしっくりこない演技に。本人的にもガッカリの演技なのでしょうが、しっかり笑顔で締めくくってくれたのは好印象。勝負の舞台ではありつつ、名誉の舞台でもあるので、そういう爽やかな姿勢でありたいもの。さすがゴールド嬢です。

そして3番滑走は日本の宮原知子さん。宮原さんと言えば、演技前にずーーっとランニングしている姿が印象的でしたが、いつの間にかドシンドシンと大きく足踏みするアップに変えていた模様。練習の前や、幕間の控室での姿が映るたびドシンドシンを披露してくれます。相撲取りの支度部屋みたいな動きの連打に、ジャッジ・フモフモは早くも「3」加点をジャッジペーパーに打ち込みます。

SPでは得点が伸びず観衆から不満の声も上がった宮原さん。しかし、この日はSPのモヤモヤを吹き飛ばすような会心の演技。ジャンプはどれもキレイに決め、SPではエラーがついたフリップも文句のない踏み切りで決めます。ステップやスピンはイイ意味で「ため息」が出るような出来栄えで、大きな加点をゲット。プロトコルにマイナスがひとつもつかない「美しいフィギュア」で大きく得点を伸ばしてきました。イイ演技!

↓最初のスピンのあとのキメ顔に加点3をあげます!


この顔は、正面から抜くこと!

ロシアとかイタリアのカメラもココを意識するように!

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つづいては浅田真央さん。どことなく身体が重そうだなと思っていたら、本当に重かったらしく、何と演技後には胃腸炎で緊急帰国するという一幕も。漏れ聞こえる情報では「フリーの演技後に急に」みたいな話ですが、インタビューでの異常な汗の具合を見ると、まぁウソでしょう。体調が悪いのを隠しながらの演技なら、この日のグダグダもしょうがないですね。

僕やミキなら演技前の段階で帰っていただろうと思えば、本来の状況からは125.19点上積みしたと言ってもいいところ。ここはウッカリ出られてしまいましたが、あくまでもハーフハーフ休養からの復帰シーズン。GPファイナルの勝ち負けではないものが復帰の理由でしょうから、そこを目指してじっくりと上げていってほしいものです。

メダルを争って登場したロシア勢。ラジオノワは演技後半のトリプルループで転倒。タイタニックよろしくメダル圏外へ。SP1位からの発進となったメドベデワは、タノジャンプつきの3回転+3回転を決めると、つづくトリプルルッツでもタノジャンプ。とにかくタノタノタノ。演技後半には二度目の3回転+3回転を決めるなど、圧巻の演技構成。エフゲニーの名を冠するジャンプ皇帝の再来に、改めてロシアどうなってんねんという畏怖すら覚える、納得の優勝です。

↓これは全員納得の敗戦だな!逆にコレに食らいついたという意味で日本の宮原さんの健闘が光る!


ガッツポーズ熱いね!

熱すぎてさっとんも軽く吹き出してるわwww

連続での録画放映となった男子フリー。パトリック・チャンはSP6位を挽回する好演技も、羽生新世界に突入した現代においては4回転が1種2度であることや、トリプルアクセルも1本のみというあたりにやや物足りなさも。GOE加点でも「2」を取れない要素があったりと、苦しさは否めません。フリー192.84、トータル263.45は決して悪くないのにコレで表彰台を逃すのですから、大変な時代になったものです。

新世界に爪痕を残しにやってきたのは日本の村上大介さん。とにかく演技前にYOSHIKIが出てくる時点で笑いのPCSは10.00で確定なのですから、爪痕資格は十二分にあります。しかし、この日はジャンプでのミスが多く出て、肝心のXタノジャンプも見られずじまい。演技中にも笑顔を見せるなど、この大舞台を大切に滑ろうという気持ちは伝わってきますが、爪痕的にはもうひとつでした。今後は、ダメな感じの演技だった日は、リンクでぶっ倒れてしばらく動かなくなる的なYOSHIKI演出の導入も検討していきたいもの。ダメならダメで爪痕を残すアイディアはあるものです。

つづいては日本期待の宇野昌磨クン。現在17歳なのに「当時15歳」なんて振り返り映像も挿入され、「つい最近やん」というひと笑いも起きます。昌磨クンは冒頭の4回転、つづくトリプルアクセルのコンボを美しい出来栄えで決めるイイ滑り出し。演技後半の4回転も見事に決めると、コレオシークエンスでは得意のクリムキンイーグルで場内を総立ちにさせます。平昌でのメダルを目標に据え、もう一段のスケールアップで新世界に加わっていってほしいもの。

そして注目のボーヤン・ジン。限界得点では羽生氏を上回る高難度プログラムでの挑戦は、冒頭の4回転ルッツこそこらえて着氷するものの、その後のジャンプでは転倒もあって伸ばし切れず。スピンやステップではレベルをそもそも取れない部分もあり、改めて新世界に突入することの難しさを感じさせる演技となりました。難しければいいってものではなく、難しいことを完璧にやり遂げるチカラ。新世代にとっても厳しく高い壁となりそうです。

さぁ、そして人間界では現時点最強と目されるハビエル・アンドウ・フェルナンデスさんの登場。プライベートでは羽生氏との友情も厚く、互いを高め合ってきた関係性。しかし、ここにきてライバルは何かおかしなゾーンに駆け上がってしまっている。「ほかの選手が限界を出しても絶対勝てるところまで自分を高める」という羽生氏の言葉。まさかそこに世界王者アンドウまで含む形になろうとは。

4回転2種3本を決め、曲想とマッチしたコミカルな振り付け、ヒゲを剃り落すという演出、地元の大歓声、限界得点とは言わないまでも出し切ったやり切った演技でした。勝利に値する演技。これだけの名手に「ミス待ち」を強いるというのは、まったくもって理解不能。ハビちゃんの存在が羽生新世界を生み出し、羽生新世界に突入しようとハビちゃんもまた自分を高めるスパイラルが、どうやら大変な事態を生んでしまったようです。孤独な新世界じゃ絶対王者も退屈でしょうから、何とかあと一歩、「ミスしたら負ける」ところまでは追い詰めてほしい。ハビちゃんに頑張ってもらわねば、新世界的にも困りますからね。

↓あの演技をフリーだけで20点くらい引き離すなんて、そっちのほうがオカシイ!



みんなでカナダ行ってみるか!

何か、あそこのクラブだけおかしなことになってるぞ!


↓その後、ラスボスが全部破壊していったあとの世界で、友情のハグをかわすハビちゃん!


いろいろな意味で応援してるぞ!

ハビちゃんの頑張りが、こっちの面白さの重要な部分を握っている!

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こうして神試合となったGPファイナル。最後を締めくくり、「いろいろな意味」の部分を遺憾なく発揮してすべてを持っていったのはハビちゃんでした。上位選手とレジェンドが集うエキシビションの舞台。もちろん地元ということでハビちゃんはスターとしての登場で、前半の締めを担当する重要な役回りを担います。しかし、その直前の演技番に「スペシャルゲスト」という空欄が。「やっべーな」「妙な胸騒ぎがする」「面白い予感しかしない」という日本を中心に巻き起こる声。そして、その声を加速させるリツイートがタイムラインを駆け巡り…

↓有名ツイッターアカウント「@M1K1_ANDO」が渾身のリツイートを繰り出す!

テレ朝がそっと目を逸らし、無言で中継からカットした演技順15番のスペシャルゲストタイム!

その空欄を埋めたのは誰だ!

答えはひとつしかないけど、気づいたら負けの気もする!

呼び込みのマイクを持つのは世界王者ハビエル・アンドウ・フェルナンデス。何を言っているのかよくわからないけれど、何が起きるかは大体わかる。ものすごく勿体つけた段取りでレジェンドを呼び込むのだ。そして、ハビちゃんがわざわざ呼び込みを担当するレジェンドなどひとりしかいない。大丈夫か、本当に大丈夫か。世界中が「やっべぇ」と冷や汗をかく中で、鉄の心がないと出られない雰囲気の会場に、真っ赤な火の鳥が飛んできた。「私はすでに燃えているから、これ以上燃えることはない!」という圧倒的な自負を抱いて…!

↓レディースエンドジェントルマン!みなさんにスペシャルなゲストを紹介します!世界選手権を2度制したレジェンド、ミキ・アンドー!


<本日の演技構成>
1.オープニング・ニヤリ・フェイス 基礎点6.0 GOE2.1
2.クネクネ・セクシー・ステップ 基礎点3.9 GOE2.1
3.セクシー・ヒップ・ダウン 基礎点4.3 GOE2.1 減点-1.0
4.パワフル・コブシ・シークエンス 基礎点2.0 GOE2.1
5.ファイアバード・スピン・コンビネーション 基礎点3.5 GOE1.5
6.アンドウ・オブ・ジョイトイ 基礎点2.0 GOE2.1
7.シリアス・ダブル・アクセル 基礎点3.3 GOE1.5
8.カモン・クラップ・ユア・ハンズ 基礎点2.0 GOE2.1
9.シンプル・シングル・ジャンプ 基礎点0.3 GOE0.6
10.サッキト・ダイタイ・オナジ・スピン 基礎点3.5 GOE1.5
11.ファイナル・レイバック・ドヤァ 基礎点2.0 GOE2.1

アンドウ・オブ・ジョイトイはテレビで映せないヤツやんけwww

そりゃなかったことにされるわwwww

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生中継でこれが流れていたら、どうなっていたことか。僕の背筋には冷たい汗が流れています。「マラゲーニャの戦慄」とでもいうべき不都合部分。ミキとハビちゃんを守るためにも、録画中継は不可避であったのだ。ようやく理解することができ、個人的にもスッキリしました。今後は不都合部分に上手にCMを被せるなど、さらなる中継技術の進化を要望しつつ、円満和解としたく思います。皆さま、お疲れさまでした。

どんなに不都合でも隠せない真実、それはミキが世界王者であること!