洋館の優雅な午後!旧岩崎邸庭園で無料の「ウィンター・スペシャルコンサート」開催

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明治時代の実業家・岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長・久彌のお屋敷として、1896年(明治29年)に建てられた洋館「旧岩崎邸」。当時、岩崎家の人々が室内楽を楽しんでいたことにちなみ、往時をしのんで壮麗な洋館の中でコンサートが開かれるそう。明治の財閥にお呼ばれしたような優雅な気分で、室内楽を楽しんで。

2015年12月23日(水・祝)、台東区にある「旧岩崎邸庭園」では、13時からと15時30分からの2回、「ウィンター・スペシャルコンサート」が開催される。室内楽のコンサートは、2005年から春と秋に「午後のミニコンサート」が開催されているけれど、今回はクリスマスシーズンの特別なコンサートなのだとか。

当日は、L字の形につながっている大食堂と客室、婦人客室をつないで、コンサート会場に。参加料は無料(入園料別途)だけど、定員が先着100名なので、参加したい女子は10時30分から入園券売場で配布される「参加証」をゲットして。

出演はソプラノ歌手の田中樹里さんと、ピアノの松下倫士さんの2人。ドヴォルザーク作曲のオペラ『ルサルカ』より『月によせるうた』のほか、冬の時期に聴きたい名曲を披露してくれる。ただし、館内には暖房設備がなく、スリッパなどもないので、暖かい上着や厚手の靴下で出かけるのがおすすめ。

「もともと、この洋館は迎賓館として建てられたものです。岩崎家の人々がお客さまのために、プロの演奏家を招いておもてなしをしていたことから、室内楽コンサートが始まりました」と、広報担当の松井さん。


優雅な気分で音楽を堪能した後は、お隣にある和館の喫茶スペース「御茶席」へ。こちらでは、「ホットコーヒー」や「紅茶」(各550円)などの温かいドリンクのほかに、岩崎邸にゆかりのある小岩井農場の濃厚なアイスクリームを使ったこだわりのイタリアン・スイーツ「アフォガート」(560円)をいただける。

国指定の重要文化財でもある洋館で、彼や女友達と素敵な午後を過ごして。