Doctors Me(ドクターズミー)- お肌の再生能力である「ターンオーバー」。そのメカニズムと理想のサイクルとは?

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ターンオーバーという言葉を聞いたこと事がありますか?ざっくりいうと「肌の再生力」のことです。ターンオーバーについて理解することで、今までの肌のケアを見直す機会となり、さらに美容に磨きをかけられるかもしれません!

そこで、今回はターンオーバーについて医師に詳しい話を聞いてきました。

ターンオーバーってどういうもの?

肌荒れ、乾燥してカサカサする、ニキビができるなど、肌にはさまざまなトラブルがあります。それでも、ニキビが数日で治癒したり、乾燥肌をしっかり保湿すれば肌が改善されていったりするのは、ターンオーバーと呼ばれている肌の再生力があるおかげです。お肌は繰り返し生まれ変わっているのです。

肌の構造とターンオーバーのメカニズム

【表皮の構造】
肌は、いくつもの層が重なった構造になっています。大きく分けると表面の「表皮」と奥側の「真皮」に分かれます。さらに表皮は内部から

1. 基底層
2. 有棘層
3. 顆粒層
4. 角質層
と、層が重なっています。

【ターンオーバーのメカニズム】
まず、
1. 基底層にて作られた細胞が、細胞分裂を変化させながら、2. 有棘層、3. 顆粒層、4. 角質層へと肌表面に上がってきます。古くなった細胞は、肌の表面から剥がれ落ち、後ろから上がってきた新しい細胞が表面へと出てきます。

このように、繰り返し肌が再生されることを、ターンオーバーといいます。年齢や、肌の状態にもよりますが、だいたい28日間ほどで生まれ変わるといわれています。10代では約20日、しかし60代となると約100日かかるそうです。こんなにも差があると、年齢を重ねることでニキビが治りにくくなるのもわかりますよね。

ターンオーバーの理想的な早さ

1. 早すぎるターンオーバー
ターンオーバーは早ければ早いほど良いとはいえません。なぜなら、サイクルが早いと、十分に完成された細胞になる前に表面に出てきてしまい、肌としての役割を果たせないまま剥がれ落ちてしまうからです。バリア機能も未熟なままで、敏感肌や乾燥肌になってしまいます。

2. 遅れてしまうターンオーバー
また、ターンオーバーのサイクルが遅れていく要因には、古い細胞が剥がれないまま、肌に蓄積していく状態があります。老廃物が蓄積すると、ニキビ、しわ、クスミ、シミなどの肌トラブルの原因となってしまいます。定期的なピーリングなどで古い角質層をとるといいでしょう。ただし、サイクルが早い肌のかたがピーリングしてしまっては、悪循環を促進させてしまうだけなので要注意です。

3. ターンオーバーの理想的な早さ
ターンオーバーの理想的なサイクルのためには、肌にいい環境作りが大切です。

・肌の十分な休息
睡眠している時間は肌を作り変えるチャンスです。また、約7時間の睡眠が理想です。適切な時間帯に寝れない、十分な睡眠がとれない人には、昼寝などで休息させてあげましょう。

・バランスのよい食事
これは、健康な体を作るためには欠かせないことです。ターンオーバーに良いものとしては、ビタミンです。ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンCが特に重要です。

・紫外線を避ける
紫外線は肌の美容には大敵です。適度な日光浴は大切ですが、紫外線は肌にダメージを与え、細胞が早く修正しようとするので、ターンオーバーを早める原因となります。

・肌の手入れ
メイクや皮脂汚れが角質層に残ると、ターンオーバーが十分に行われなくなります。しっかりクレンジングを行い、洗顔後、化粧水や保湿液でケアしてあげてください。

医師からのアドバイス

ターンオーバーの機能を理解できていれば、対策もしやすくなります! 年齢を重ねることでだんだんサイクルが長くなっていくターンオーバーですが、理想的な早さに少しでも近づけていくよう努力して美しい肌を目指しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)