「体によさそう」なイメージはあるオーガニックフード(写真はイメージ)

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「オーガニックフード」を日常的に食べている人は、男性のみいくつかの疾患発症リスクが低い。そんな研究結果を、仏パリ大学、エクス=マルセイユ大学の医学部による共同研究チームが発表した。

オーガニックフードにはさまざまな定義があるが、今回の研究は「有機農法によって栽培された作物」としている。

研究は、仏厚生連帯省が2009年から50万人を対象に実施している大規模な食事と栄養健康に関する調査「NutriNet-Sant?」から、5万4283人のデータを抽出。オーガニックフードを食べる人と、食べない人の健康状態や食生活、特徴を調査した。

その結果、オーガニックフードを食べている男性のみ2型糖尿病と血管疾患の発症リスクが低く、食べていない男性よりも高血圧の割合も低くなっていたが、女性では特に目立った健康状態の違いはなかった。

また、性別を問わず、オーガニックフードを食べている人は、なんらかの食物アレルギーであることを申告している人が多く、ベジタリアンの割合も高かった。栄養知識に関しては偏りが見られ、肉類や魚類、卵、炭水化物などの適切な摂取量を知らない人が多かったという。

今回の研究はオーガニックフードを消費する人はどのような特徴があるかを調査するためのもので、研究者らは「オーガニックフードのなんらかの効果を示すわけではない」とコメントしている。

発表は英国栄養学会誌「British Journal of Nutrition」オンライン版に、2015年10月2日掲載された。

参考論文
Health and dietary traits of organic food consumers: results from the NutriNet-Sant? study.
DOI:10.1017/S0007114515003761. PMID:26429066

(Aging Style)