1

写真拡大 (全4枚)

そういう勝負じゃないから!

「もしかして」という疑惑の段階ではあるのですが、もしかしてもしかするとひとりだけ違う採点方式のゲームをやってやしないでしょうか。ショートプログラム110.95点、世界最高記録更新。フィギュアスケートグランプリファイナルで見せた羽生結弦氏の別世界の得点は、あまりに高すぎるがゆえに、逆に不足している部分が目立ってくるような演技でした。もはやコレ、何をやっているんだかよくわかりません!

プロトコルにズラリと並んだGOE評価「3」の数字。各要素を9人のジャッジが判定する出来栄え評価は「-3」から「3」までの7段階。しかし、今回のSPで羽生氏に与えられた評価は「3」が49個、「2」が14個、以上。7要素×9人=63スロットしかない評価をズラッと3で埋めてきました。3だらけなもので、どういう評価になっているか見るとき、2のほうを数えましたからね。3の個数じゃなくて2の個数だけ数えて、63から引いてますからね。何だコレ。

そういうことじゃないのよ。いつからフィギュアの採点は3.0方式(※6.0方式みたいなもの)になったのかと。ここはちょっとバラつきがある感じにして、同じ技術要素でも出来栄えの良し悪しで差をつけようじゃないかってみんなで決めたのに、何で全部3並べようとするんだよ!全部3が並びそうじゃないか!もうここまできたら全部3が並ぶの見てみたくなってきたぞ!「まだ2が14個もある」っていう不足部分のほうが気になってきたじゃないか!

さらに演技構成点のほうも、何ですかコレは。5つの要素を9人が判定しているのに、ズラリと並んだ10.00。体操か、東西冷戦時代の体操か。全部で5要素×9人=45スロットある評価で10.00点の数が22個って。「ギリギリで過半数を突破されませんでしたね!」って言ってる場合か!10点、10点、10点、10点、10点なんてリズム感、ものまね王座決定戦以来だわ!

コレ、大丈夫なんですかね。フィギュア殺しじゃないんですかね。ひとりだけ強いと、世界中で「つまんね」ってなったりしないですかね。コッチはいいですよ、ファン側だから。でも、第三者的に勝負事として見ている人にしてみれば、2位争いを見せられてるみたいな気持ちになったりしないでしょうか。同じように3.0方式+10.00満点ゲームをやっている強力なライバルが出現するか、買収野郎でも出てこないと、勝負という意味では何も起きなくなってしまうのではないか。どうすることもできないですけど、スゴク心配です。

ということで、友だちがマリオカートの対戦プレイで楽しんでいるのに、ひとりだけガチタイムアタックしてるみたいな羽生結弦氏の演技について、11日のテレビ朝日中継による「フィギュアスケートGPファイナル 男子ショートプログラム」からチェックしていきましょう。

◆限界得点が見えてきた!あと2.70点取って113.65点満点を目指そう!

えー、今日は試合の振り返りはやめてルールの勉強の時間とします。本日のテーマは「計算」です。今回の演技がどれだけ凄かったのかという点について、まずはプロトコルを見てまいります。そして、本当の満点が何点なのか、現在のプログラムの「限界得点」というのも見ていきましょう。その辺についてすでにご存じだという方は読み飛ばしてください。

なお、読み飛ばし組の方は、「私っていつの間にかフィギュア沼に全身埋まっている周囲がちょっと引くレベルのマニアだったんだ」という自覚を持って、人生を反省してください。一般論で言うファンは、採点方式まで勉強したりしないですからね。「鉄道マニアが時刻表読んでニヤニヤ」と同じ感じであること、しっかり自覚していきましょう。一般論で言うファンはスピンのレベル要件とかカウントしませんし、ステップで「これがLFOロッカー」とか書き出したりしませんからね!

↓これが「玉にキズ」ってやつなんでしょうな!GOEの「2」が悪目立ちし始めた、美しすぎるプロトコル!


一度でいいから見てみたい!

全部「3」と「10.00」で埋まるとこ!

小学1年 満点力ドリル 漢字と計算 [ 小学教育研究会 ]

価格:540円
(2015/12/12 05:17時点)
感想(3件)



SPではこなすべき要件が決まっており、どの選手も7つの要素を行ないます。ジャンプが3つ、スピンが3つ、ステップシークエンスがひとつです。本日のテーマとはずれますが一応説明しておくと、ジャンプは「ステップ(もしくはそれと同等の動作)から行なうソロジャンプ、アクセルジャンプ、ジャンプコンビネーション」で構成します。スピンは「フライングスピン、単一姿勢のスピン(足換えアリ/シットもしくはキャメル)、スピンコンビネーション」をやります。

ジャンプは回転数と種類で基礎点が決まっており、演技後半に跳べばボーナスで基礎点が1.1倍になります。スピンは種別と獲得したレベルによって基礎点が決まります。ステップは種類の区別がありませんので、獲得レベルによって基礎点が決まります。

まずは基礎点について、羽生氏はあと何点取れるのかを見ていきます。ジャンプはノーミスですので基礎点の取りこぼしはありません。もし上限突破するならば、4回転ループなどのより難度の高いジャンプを入れるか、後半に跳ぶ数を増やすことになります。今の構成のままでも、3つ全部を後半に跳べば、あと1.05点+1.46点で2.51点増えます(呆)。が、まぁそれはノーカンとしましょう。キリがないですからね。

次はスピンの基礎点について。最初に実施したのはフライングからのキャメルスピンですが、これがレベル4で基礎点3.2。フライングスピンは、キャメルが一番高い得点となりますのでコレ以上は伸ばせません。ふたつめのシットスピンはレベル4で基礎点3.0を取っていますが、フライングのものとは姿勢を変える必要があるのでシットを選ぶしかなくコレで打ち止め。スピンコンビネーションは「CCoSp3p4」という表記になっているものですが、C(足換えアリ)CoSp(コンビネーションスピン)3p(3姿勢を含む)4(レベル4)ということで、コレも一番高い基礎点を取れる構成。スピンではこれ以上基礎点を伸ばす余地はありません。

最後にステップの基礎点ですが、ここではレベル4が取れず3に留まっています。「何故?」と聞かれてもそんなことわかりませんが(!)、レベル4だった場合は基礎点が3.90点となり、レベル3で獲得した基礎点3.30よりも0.60点上がります。基礎点における取りこぼしは、この0.60点だけと言っていいでしょう。

↓文字ばっかりで疲れてきたので、魔神像を眺めて少し休憩します!


ハイ、休憩終わり!

選手と同様、1秒で全回復してくださいね!

さて、メインテーマとなるGOEについて。コチラ、9人のジャッジがそれぞれ-3〜+3の7段階で採点します。ジャンプなら「難しい入りをしている」とか「高さと距離がある」とか8つのポイントがあって、そのうち6項目以上を満たせば+3評価となります。スピンなら「回転速度が速い」とか「素早く軸をキメた」とか8つのポイントがあって、やはり6項目以上を満たすと+3評価が得られます。まぁ、この辺は素人にはあずかり知らぬ領域なので、ジャッジの目におまかせしましょう。

今日のテーマは計算方法のほう。9人のジャッジがつけた評価から、まず最高と最低をカットします。「0、1、1、1、1、1、1、1、3」なら「0」と「3」がカットされて「1」が7つ残ります。それぞれの評価に対して技ごとに定められた得点があり、その平均値を出来栄えの得点とする仕組み。たとえばトリプルルッツの場合は「1」評価の加点が「0.70」ですので、全部「1」の評価を得たときの加点は0.70点です。

羽生氏のGOEはというと、まず4回転サルコウは「2」の評価がひとつだけですので「3評価の加点3.00×7人分÷7=3.00点」で満点獲得。コンビネーションも「2」の評価がひとつだけですので満点の3.00点獲得。フライングスピンは最高と最低をカットすると3評価が4つ、2評価が3つが残ります。「(3評価の加点1.5×4)+(2評価の加点1.0×3)」を7人で割って1.28571…となりますので小数点以下第3位を四捨五入して1.29が出来栄えの加点となります。満点ならば1.50点の加点ですので、0.21点取りこぼしと言えるかもしれない。

↓そんな計算をしていくと、取れる加点の残りは1.24点となります!
●4S【GOE満点】
・3評価が8つ、2評価が1つ⇒最高最低をカットして「3」が7つ
・3評価は3.00もらえるので、3.00×7÷7=3.00点が最終結果

●4T+3T【GOE満点】
・3評価が8つ、2評価が1つ⇒最高最低をカットして「3」が7つ
・コンボでは高いほうの係数、ここでは4Tのほうを採用する
・4Tの3評価は3.00もらえるので、3.00×7÷7=3.00点が最終結果

●FCSp4【あと0.21点取れる】
・3評価が5つ、2評価が4つ⇒最高最低をカットして「3」が4つ、「2」が3つ
・3評価は1.50もらえるので、1.50×4=6.00
・2評価は1.00もらえるので、1.00×3=3.00
・合計の9.00を7で割って平均値を出して1.28571…
・小数点以下第3位を四捨五入して1.29点が最終結果となる
・オール3評価なら1.50点

●3A【あと0.29点取れる】
・3評価が6つ、2評価が3つ⇒最高最低をカットして「3」が5つ、「2」が2つ
・3評価は3.00もらえるので、3.00×5=15.00
・2評価は2.00もらえるので、2.00×2=4.00
・合計の19.00を7で割って平均値を出して2.7142857…
・小数点以下第3位を四捨五入して2.71点が最終結果となる
・オール3評価なら3.00点

●CSSp4【あと0.07点取れる】
・3評価が7つ、2評価が2つ⇒最高最低をカットして「3」が6つ、「2」が1つ
・3評価は1.50もらえるので、1.50×6=9.00
・2評価は1.00もらえるので、1.00×1=1.00
・合計の10.00を7で割って平均値を出して1.4285714…
・小数点以下第3位を四捨五入して1.43点が最終結果となる
・オール3評価なら1.50点

●StSq3【GOE満点/ただしレベル4ならあと0.60点取れる】
・3評価が8つ、2評価が1つ⇒最高最低をカットして「3」が7つ
・3評価は1.50もらえるので、1.50×7=10.50
・合計の10.50を7で割って平均値を出して1.50点が最終結果となる
・もしステップ自体のレベルが4なら、3評価は2.10点をもらえるので、さらに加点が増えていた

●CCoSp3p4【あと0.07点取れる】
・3評価が7つ、2評価が2つ⇒最高最低をカットして「3」が6つ、「2」が1つ
・3評価は1.50もらえるので、1.50×6=9.00
・2評価は1.00もらえるので、1.00×1=1.00
・合計の10.00を7で割って平均値を出して1.4285714…
・小数点以下第3位を四捨五入して1.43点が最終結果となる
・オール3評価なら1.50点

全部合計しても1.24点しかGOEの加点を取る余地がないwwwww

すごい努力をして奇跡的な評価を得ても、もうほとんど変わんないなwwww

頭クラクラしてくるwwwww

100点満点とれる子の育て方 [ 西角けい子 ]

価格:1,404円
(2015/12/12 05:18時点)
感想(1件)



最後に演技構成点。こちらもGOEと同様の計算で、最高と最低をカットして、残った7人分の平均値を取ります。ジャッジは5つの項目をそれぞれ10.00満点(0.25点刻み)で評価します。シニア男子のショートプログラムは平均値をそのまま得点とします。ちなみにシニア女子のショートプログラムは平均値そのままではなく「×0.8」で計算します。また、フリーは掛ける係数が大きくなり、男子は「×2.0」、女子は「×1.6」とそれぞれ倍掛けになります。ショートで演技構成点に差がついている場合、同じように滑ると、フリーではさらにその差が広がるということになるわけです。

羽生氏の今回のSPの演技は、スケーティングスキルが9.71点、つなぎが9.61点、パフォーマンスはジャッジ8人が満点をつけたので10.00点、振り付けが9.93点、音楽の解釈が9.89点となっており合計で49.14点。全部最高評価だったときの50.00点満点に対して、あと0.86点取れるということになります(失神)。

↓以上をまとめまして全部満点だったときの限界得点を出していきます!
●基礎点
ステップのレベルを取りこぼさなければ、あと0.60点取れた

●GOE加点
全部の要素でオール3評価で、ステップもレベル4だった場合、あと1.24点取れた

●演技構成点
全部の要素でオール10.00点評価とすれば、あと0.86点取れた

⇒現状の110.95点に2.70点上積みして113.65点まで取れる

※もし演技全体の魅力を損なうことなく(PCSで満点を維持しつつ)、ジャンプを全部後半に持っていけば、さらに2.51点上積みできるので、116.16点まで持っていける

こっからどんだけ頑張っても、あのプログラムもう2.70点しか伸びないってよ!

何か円周率計算のガチ勢みたいな、最後の数字のせめぎ合いになってきたwwww

↓ステップさえやり損ねてなければ112点台までいけたのに、それだけが惜しまれる!


112点台はいけるなぁ!

112点台見たいなぁ!

そしてPCSでちょっと頑張れば113点台はあり得るなぁ!

113点台見たいなぁ!

↓ハビエル・アンドウも地元開催で躍動しているのだが、この演技でも20点離されるなんて、どうかしてる!


91点って低くも何ともないのに!

これ競馬ならハニュウユヅルに63キロくらい荷物背負わす感じやで!

最強ハンデ戦読本 本気で儲けたいなら、ハンデ戦しか狙わない

価格:1,512円
(2015/12/12 05:19時点)
感想(0件)



ほかの選手と比べても難度が高い構成でありながら、加点や演技構成点でもほぼほぼ限界値を取ってくる。これは世界中全員が「ミス待ち」をするしかない状況です。もはやここまでくると、4回転ルッツとかの高得点技を持ってこないかぎりはひっくり返せません。何かもうここらで追加の要素…演技途中で吊るしたパンをかじるとかを導入しないと、勝負という意味ではお手上げです。ジャンプでコケるとかコケないとかではなく、加点を取り切らないと届かないって(意識不明)。

それだけ点数でぶっちぎっておきながら、沸き立つ観衆をなだめて次の演技者のために声援を送る気遣いぶり。強くて、人間性も素晴らしく、見た目もイケている。ここまで完璧すぎると世間から反発とか喰らいそうなので、都内在住の男性ブロガーと同居を始めるとか、若干のツッコミどころを残したほうがいいんじゃないでしょうか。「羽生自身は完璧すぎるが、都内在住のクソみたいな男性ブロガーと同居してるから許せる」などと、インターネット上の嫉妬も和らぐかもしれませんからね。ぜひご検討いただきたいものです。

↓インターネット上の嫉妬は怖いですからね!くれぐれもお気をつけください!

BEST OF LUCK to these superstars at the GPF! 🇺🇸🇯🇵🇪🇸 #TeamCarroll

Carly Goldさん(@carlycgold)が投稿した写真 -



<参考:カチン加点の採点方式について>

●ジャッジ・フモフモがひとりで判定
●「0〜+3」までの4段階評価
●以下の各項目をひとつも満たさないと0評価、3項目以上を満たすと3評価
・予想外の/親密な/シチュエーション
・明確でハッキリとした女子からの好意
・十分な肉体的接触がある
・指を十分に伸ばしたピースサイン/楽しそうな顔
・社交辞令を明らかに超えたシェア回数(1回まではOK)
・友情から愛情へ変わる予感が十分
・理性のコントロールが十分/ガッついてない
・とにかくカチンとくる
●コンビネーションの場合、カワイイほうを基準に判定(※両方カワイイ場合は倍掛け)

3!3!3!3!3!3!3!3!3!3!3!3!3!3!

倍掛けして6!6!6!6!6!6!6!6!6!6!6!6!6!6!

6だ!!

なお、ジャッジ・フモフモは基本的に「3」しか使わないそうです!