中国メディア・中国西蔵網は11日、大手ファストフードチェーンのケンタッキー・フライドチキン(KFC)が来月にチベット自治区に初めての店舗をオープンさせるとする英ロイターの報道を伝えた。(イメージ写真提供:(C)Xie Fei /123RF.COM)

写真拡大

 中国メディア・中国西蔵網は11日、大手ファストフードチェーンのケンタッキー・フライドチキン(KFC)が来月にチベット自治区に初めての店舗をオープンさせるとする英ロイターの報道を伝えた。

 記事は、KFCの親会社であるヤム・ブランズが先日「2016年、KFCはラサに店舗を開設する」と発表、現在すでにラサの神力時代広場との契約を済ませたと紹介。店舗の面積は540平方メートルで、現在内装作業が行われているとした。

 また、KFCのチベット進出計画は今回が初めてではなく、04年にも一度計画されたと説明。このとき、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマが「動物への虐待」として計画破棄を要求する書簡を送ったと紹介した。これに対してKFC側が「現状では採算が取れない」として、再進出の可能性を残したうえでの「一時退却」という判断を下していたことを伝えた。

 チベットは中国にとって、なおも対外的に「ナイーブな場所」と位置づけられている。中国政府とダライ・ラマ氏との対立が収束する気配は依然としてまったく見えない。しかしその一方で、ラサには着実に発展の波が押し寄せているようだ。約10年前に一度断念したKFCが再チャレンジに踏み切ったのは、相応の経済効果が期待できるからに他ならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Xie Fei /123RF.COM)