異性の好きなタイプ「顔よりも性格」はどこまで本当か?

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 この世の中では、たくさんのカップルが生まれ、そしてそのほとんどが別れる。所詮、男女は分かりあえない生き物同士。でも惹かれ合うところがあるからくっつくわけで、どうしてこうなるのだろうと悩んでいる男女は多いはずだ。

 そんな男女の違いを理解するためには、「脳」からのアプローチが必要だ。
 2001年に出版されて以来、数多くの悩める男女にヒントを与えてきた200万部超のベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』が読みやすくなり、『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ/著、藤井留美/翻訳、主婦の友社/刊)として登場。男女の脳の違いが引き起こす“すれ違いのメカニズム”について、分かりやすく説明してくれる。

●男の嘘が女性に通じない理由
 男の嘘はすぐにバレるといわれるが、これは本当のようである。どんなに誤魔化しても、嘘をついていることを察せられてしまう。
 1対1のコミュニケーションの場合、言葉から受け取るメッセージはおよそ7〜10%といわれている。特に女性は、声の大きさや高さのかすかなちがいを敏感に察知することで、相手の気持ちの変化をつかめるのだ。
 もう一つ重要なのが、女性は左右の脳のあいだですばやく情報をやりとりできることだ。そのため、言葉や視覚、その他の信号を統合し、解釈することに長けている。
 女性に男性の嘘がバレるのには、こんな理由があったのだ。

●女性は悩みを解消しようとは思っていない
 女性が悩みを男性に打ち明けたとき、男性はどうしても「解決策を教えてあげないと」と思ってしまうが、実は良くない。
 女性はストレスがたまったり、強い重圧を受けたりしたとき、言語機能が盛んになってとめどなくしゃべりだす。一方、男性は問題解決の役回りを期待されていると思ってしまうので、具体的な行動をさせずにいられなくなる。
 男性は「要するにどういうこと?」ではなく、ただ耳を傾け続けるべきだ。あいづちを打ったり、身ぶりをまじえてひたすら聞き役に徹するのである。

●「パートナーと長続きするために重視すること」のズレ
 この本に興味深いアンケートデータが掲載されている。17歳から60歳の男女1万5000人以上を対象に、「パートナーと長続きするために重視すること」「パートナーが重視すると思っていること」を男女別にまとめて発表している。

(A)女性がパートナーと長続きするために重視すること
1、性格 2、ユーモア 3、思いやり 4、知性 5、体つき

(B)女性が重視すると、男性が思っていること
1、性格 2、体つき 3、ユーモア 4、思いやり 5、顔

 上が女性に聞いた結果、下が男性に聞いた「女性が重視していると思うこと」結果である。順位の前後こそあるが、だいたい合致する。ところが逆を見てみると。

(C)男性がパートナーと長続きするために重視すること
1、性格、2、顔の良し悪し 3、知性 4、ユーモア 5、体つき

(D)男性が重視すると、女性が思っていること
1、顔の良し悪し 2、体つき 3、胸の大きさ 4、お尻 5、性格

 どちらも上位にいるのは、「顔の良し悪し」くらいだった。女性は、男性が女性の身体にしか興味がないという先入観で推測しているのだろうか。もちろん初対面の際に重視することは(D)の項目が連なるのかもしれない。しかし、パートナーと長く続くためには、外面よりも内面の方が大事だと思っているのだ。

 この『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』は脳の使い方から男女の違いを紐解いていく。ここでは男性向きの内容を紹介したが、女性向けにも「男性の脳の使い方」を説明している。
 夫婦や恋人同士で読み合うことで、普段の硬直した関係に少しの変化が見られるかもしれない。また、日常生活の中での異性とのかかわりにも使えるので、パートナーがいなくても一読しておきたい本だ。
(新刊JP編集部)