個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第六十二回

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■はじめに
iOS 9.2のリリースに伴い、Appleの電子書籍アプリiBooksもアップグレードし、バージョンは4.6となりました。今回はこの辺りをチェックしてみようと思います。

アップグレード内容は、iPhone 6s/6s Plusに搭載された3D Touchインターフェイスへの対応と、オーディオブック再生の調整に関するもので、正直内容的には地味なものではあります。

■3D Touchインターフェイス対応
「3D Touchインターフェイス」は、画面にタッチした状態からさらにタッチの圧力を強めることで反応する操作方法です。主にリンクなど画面切り替えのための操作にプラスして実装され、切り替え先のプレビューをポップアップ的に表示できます。

iBooksでは目次ページに3D Touchインターフェイスが採用され、実際にページ遷移することなくリンク先の内容を確認できるようになりました。

iBooks目次ページ

3D Touchインターフェイスによるプレビュー表示

通常のページ遷移後の表示

リンク先が考えていた内容と異なる場合、今までは再度目次ページをタップする必要がありましたが、3D Touchインターフェイスでは指を離すだけでプレビューが消えるので、操作のステップが短縮されることになります。

ちなみに、上記画像の目次ページはiBooksの左上の目次ボタンをタップして表示されるiBooksインターフェイスの目次ページですが、本編に組み込まれたページめくりで表示される目次ページでも同様に3D Touchインターフェイスでプレビュー表示を行えます。

本編内の目次ページ

プレビュー表示

このことから書籍のリンク部分全般に対して同様の操作が可能ではないかと思います。

試しにiBook Authorで作成したコンテンツの「用語集」へのリンクではどうか試してみたところ、3D Touchインターフェイスによるプレビュー表示が行えました。

iBook Authorブックのページ

用語集のプレビュー表示

冒頭に書いた通り地味ではありますが、知っておくと便利かも。

■オーディオブック
もう1つはオーディオブック再生の調整に関する部分が修正されたとのことです。オーディオブック再生中にiBooksのコーナーを移動しても再生が止まらなくなった、というもののようですが、正直私今までオーディオブックを購入したことがなかったのでイマイチピンときません。

ちょっと話が逸れますが、試しにオーディオブックを購入しようと物色していたところ、司馬遼太郎氏の著作のいくつかがオーディオブックで販売されていました。そこそこの年配の方にとっては司馬遼太郎氏の著作は馴染み深いものがあるのではないでしょうか。私も学生の頃から司馬遼太郎氏の作品をよく読んでいたので、氏の作品のどれかを買おうと決めて物色していました。

すると、情報にナレーター(読み手)の名前が掲載されていて、永井一郎氏や銀河万丈氏が担当されている作品もありました。


もう決定です。そこそこの年配の方はガンダム世代でもあるのです(どうでもいいですが・・・)。

オーディオブックはミュージックアプリのように再生しながら他のアプリを操作できるのですね。少し試しただけですが、特に再生が止まるということはありませんでした。iOSの再生コントロールのインターフェイスでも操作が可能です。

当然、オーディオブックを再生しながら他の文字ベースの書籍を読むこともできます。同じ作品をオーディオブックと文字の書籍で楽しむこともできるわけです。再生については、デフォルトでは15秒ずつ前後にスキップすることができます。このスキップの秒数はアプリの設定で変更できます。


また、再生速度も通常の速度の他、遅くしたり速くしたり変更できます。

視覚障害のある方が読み上げアプリを使う場合、かなり早い速度で読み上げる設定にされているとのことなので、速度が変更できるのはよいですね。

■おわりに
早いもので次回が今年最後の記事となります。

無事記事をあげられるとよいのですが・・・。

以下告知です。

トレーニングスクール ロクナナワークショップにて、電子書籍関連のハンズオン講座を行います。ロクナナの講座は少人数制でしっかり深く理解できます。

■「Amazon:Kindleストア用電子出版講座」
日時:2015年1月20日(木)11:00〜18:00
料金:29,800円(税込み)
会場:東京原宿(ロクナナワークショップ)

■「Apple:iBooksストア用電子出版講座」
日時:2016年1月30日(土)11:00〜18:00
料金:29,800円(税込み)
会場:東京原宿(ロクナナワークショップ)

講座内容のご確認などはロクナナワークショップお問い合わせフォームよりお送りください。

■著者プロフィール
林 拓也(はやし たくや)
テクニカルライター/トレーニングインストラクター/オーサリングエンジニア
Twitter:@HapHands
Facebook:https://www.facebook.com/takuya.hayashi

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