NISAで積み立てを始めるのに最適な投資信託とは? ザイ編集部厳選の日本株投資信託4本を徹底紹介!

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2016年から年間の投資枠が120万円に拡大されるNISA口座。個別株を買うのももちろんOKだが、投資信託でコツコツと積み立てをするのもオススメだ。税金ゼロを最大限活用して大きく儲けるために最適な日本株投資信託4本を、オススメの販売会社も含め紹介しよう。

【ひふみ投信】 5年間で2.8倍!
中小型株も柔軟に組み入れNISA最優秀ファンドを受賞!

◆「守りながら増やす」をコンセプトに好成績を達成

 日本株全般に投資するタイプで5年間の上昇率は2.8倍となったのがひふみ投信。好成績の秘密は、高い利益成長が見込まれる新興中小型株も、その時々の状況に応じて積極的に組み入れていること。それは、各年9月時点での上位10銘柄の構成銘柄の推移でもわかる。東証1部だけでなく、東証2部やマザーズ、ジャスダックなどの銘柄が折にふれて組み込まれている。

 格付投資情報センター(R&I)が、成長性だけでなく安定性をも重視して選定する「R&Iファンド大賞2015」の投資信託・国内株式部門で優秀ファンド賞を、NISA・国内株式部門で最優秀ファンド賞を受賞した。

「守りながら増やすをコンセプトに株の組み入れ比率を機動的に変更し、かつ厳選した株式をバイ&ホールドで投資するスタイルを継続していることが好成績の要因だと考えます。しかも、市場の調整局面では大胆に現金を保有することがあるので、下落局面に相対的に強い日本株ファンドと言えます」(ファイナンシャルリサーチ代表・深野康彦さん)

【スパークス・新・国際優良日本株ファンド】5年間で2.6倍!
技術力の高さに注目して20銘柄程度に集中投資!

◆5年連続でキーエンスが組み入れ銘柄のトップに

 ほとんどの投資信託は、業種などを勘案して、50〜100銘柄に幅広く分散して投資し、リスクを減らすようにしている。しかし、日本株全般に投資するタイプで5年間で2.6倍になった「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」は、その真逆を行く。「高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待できる」(同社サイトより)20銘柄程度に集中投資を行なっている。

 過去5年間の上位組み入れ5銘柄を記したが(6位以下は非公開)、この5銘柄で全体の50〜60%程度を占めている。特に、FAセンサーやマイクロスコープなど計測・制御機器大手のキーエンス(6861)は、5年間連続で組み入れ比率が1位で、20%以上の比率を占めたこともある。キーエンスの株価はこの5年間で3.5倍に上昇しており、ファンドもその恩恵を大きく受けている。さすがに最近はその比率は低下しているものの、それでもまだ10%弱で、2位以下の銘柄の比率も軒並み高い。

「選択と集中、かつ売買回転率を抑える運用スタイルでこの成績は秀逸。売買タイミングもはまっている」(深野さん)

【優良日本株ファンド(ちから株)】5年間で2.5倍!
日経平均株価の銘柄を中心に中小型株はスパイスに!

◆運用レポートでは組み入れ全銘柄を公開

 前述の「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」同様、大型株中心の運用でも好成績を残すことができるのを証明する形になったのが、三菱UFJ国際投信の「優良日本株ファンド」。こちらも30〜50銘柄程度に絞って投資を行なっている。選択基準は、独自の業績予想に基づくPER、不動産の含み益などを反映させたPBRなどで割安度を判定し、そこに国内外での競争力などを勘案したものという。

 そうして選ばれた銘柄は、トヨタ自動車(7203)や伊藤忠商事(8001)、NTT(9432)など、日経平均株価の構成銘柄で時価総額が数兆円を超えるような大型株が中心。

「組み入れ上位の銘柄はよく知られた大型優良株が並んでいるため、売買タイミングの上手さが好成績につながったのでしょう」(深野さん)

 ただ、クックパッド(2193)や不動産のユニゾホールディングス(3258)などの中小型株にも投資しており、これが、いわばスパイス的な役割を果たしているようだ。毎月の運用レポートでは、組み入れ全銘柄(15年9月は52銘柄)を公表しており、情報開示もしっかりしている。

【トヨタグループ株式ファンド】5年間で2.3倍!
トヨタ自動車と関連会社のグループの成長を総取り!

◆エコカー技術の世界的な評価でグループ全体が好成績に

 名前どおり、トヨタ自動車とそのグループ会社のデンソー(6902)、ダイハツ(7262)、日野自動車(7205)などの株に投資。トヨタ自動車の構成比率は50%が上限だが、ほぼそれに近い比率となっている。

 「世界的に拡大する自動車産業でハイブリッド車などトヨタ自動車の優れたエコカー技術が評価されたことで好成績を達成した」と、運用担当者はコメントを寄せてくれた。深野さんは「販売台数世界一に上り詰めることが好成績につながった」と評価しつつも「ただ、運用成績はトヨタ自動車次第。今後は、さらなる成長がないと過去5年間のような好成績は望めない恐れもある」と指摘する。

 とはいえ、トヨタと関連企業の株だけでこの成績を残している点を鑑みると、単元株では80万円近く必要なトヨタ株を約50%組み入れているこの投資信託を、資産に組み入れておくのは悪くないはずだ。

 ところで、今発売中のダイヤモンド・ザイ16年1月号には、今回紹介した日本株投資信託以外の好成績投資信託の詳細な運用方法や組み入れ銘柄の推移のほか、販売手数料つきの販売会社一覧が掲載されているので、よりたくさんのファンドについて知りたい方はこちらもチェックして欲しい。まだ、ダイヤモンド.ザイ1月号には今こそが投資チャンスの「ヘッジファンドが解説!目標は20年で10倍の個人投資家が勝てる増配成長株」も掲載。配当が増えつつ、株価もそれに合わせて上昇していくという増配成長株の選び方をオススメ株とともにわかりやすく紹介している。さらに、増配力をベースに計算した「本当の割安度がわかる!人気高配当株100の増配力株価診断」も初掲載。JTは割安、みずほFGは割高という結果となった。ダイヤモンド・ザイ16年1月号もぜひ読んでみて欲しい。