目指せスケール速度1000km/h!リニアライナーが50mの超ロングコースを爆走(動画あり)

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タカラトミーが今年9月に発売した「リニアライナー 超電導リニアL0系 スペシャルセット」は、2027年に開業予定のリニアモーターカーを模し、磁石によって浮上しながら走行するという新たな乗り物玩具として注目を集めました。

これまでは円形のコースを作れるレールセットのみ販売していましたが、2016年1月末に拡張レールを発売することになり、同社ではこれに合わせてPVを撮影しています。本稿では、撮影が行なわれたスタジオへの潜入レポートをお届けします。

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▲体育館いっぱいにレールを敷いたリニアライナー。

都内某所......というか、将棋電王トーナメントで3日間通った会場(スタジオ)と同じだったので、筆者的には知り尽くした場所的な感覚で現場入り。するとそこには元小学校の体育館いっぱいにリニアライナーのレールが敷かれていました。

プロモーションビデオ(PV)の撮影ということで、最高速度に挑戦する50.4mの外周の中には、リニアレールで日本列島を形作り、イルミネーションでライトアップする演出が施されていました。

▲四国にあたる部分の1周分が、スペシャルセットのサイズ。こう見るとものすごく小さく感じてしまう。

日本列島を作るのにストレートレールが116本、カーブレールが88本、外周には180本のレールが使用され、ステーションが5つあるので実際に買ったら48万9000円(税別)。大人買い......できなくもない金額かもしれませんが、敷設するスペースを確保するのはなかなか難しいですね。

最初はライトをつけた状態で走行。しばらくしてライトを消してイルミネーションの日本列島が浮かび上がると、リニアライナーが暗闇の中を滑走するシャーーーーーっという音だけが体育館に響き渡ります。タカラトミーの社員の方がピアノを演奏する小洒落た演出もありました。そんな中、全長57.68mの日本列島を力強く淡々とリニアライナーは周回を重ねていきました。

▲イルミネーションの中を滑走するリニアライナーは幻想的。

そして、いよいよ最高速度にチャレンジです。外周50.4mのコースを使用して、スケール速度1000km/h(リニアライナーの車両を実際の車両と同じサイズに縮尺換算した場合の速度)を目指します。スペシャルセットの1周での速度はだいたい500km/h。実はカーブで壁と擦れるため、速度が低下してしまいスペシャルセットのレールの長さではこれが限界。速度を伸ばすには、直線距離を長くすることで、どんどん加速していくそうです。今回は、単に直線ではおもしろくないので大きな周回コースにしています。

▲普通に撮影しても車両は速くてブレてしまうほど。

結果から言うと、筆者が見ていたときはおよそ1100km/hを達成。公式記録としては1200km/hだったそうです。リニアライナーは、ずーっと走らせていると、内部のコイルが熱くなってしまい性能が落ちるそうで、そうなると900km/hがやっとでした。なのでコイルの熱を冷やし、カーブはもちろんストレートでの走行抵抗を軽減できれば、さらなる速度アップが可能かも。魔改造して最高速を競う非公式イベントが催されるかもしれません。



▲スケール速度1000kn/hオーバーを達成! 直線がもっと長ければさらに伸びるのか?

スケール速度1000km/hを超えるとだいたい大人が軽くランニングするぐらいの速度。ということで、6歳児のユーチューバー「がっちゃん」がPV撮影のようにリニアライナーと競争しました。結果はがっちゃんが半周差で勝ちましたが、3歳児ぐらいだったらいい勝負だったかも。

▲がっちゃんと競争するも、さすがにリニアライナーは勝てず......。

もともとはスケール速度500km/hを目指して作られているので、1000km/hを超えるとカーブのときにレールが動くぐらいの衝撃になります。このため何度かカーブで車両が飛び出すこともありました。リニアライナーに推進するしくみが内蔵されているので、複数走らせることも可能で、先ほどの熱問題で速度差が生じ、追いついてしまう場面もみられました。

▲1月下旬に発売される「リニアライナー専用 ストレートレール」と「リニアライナー専用 カーブレール」。

▲「リニアライナー 超電導リニアL0系 スペシャルセット」は、現在発売中。

来年1月末に発売される拡張レールは、ストレートレール2本入りセットが2000円(税別)、カーブレール4本入り(半周ぶん)セットが4000円(税別)となっています。スペシャルセットは3万5000円(税別)なので、子供にプレゼントするにはなかなか難しい金額ですが、浮上して走行する姿や滑走音を聞いていると、大人でもワクワクしてきます。将来もっと価格が下がり、プラレールより若干高いぐらいになれば、プラレールを食うぐらい普及すると思います。また、今回ようやくストレートとカーブだけのセットが発売されますが、複線化や情景セット、新たな車両などもどんどん増やしてほしいですね。

▲クリアモデルも走行。内部構造を説明するためのモデルのため市販はされていません。

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