ちょっと体の調子が悪いかな? という時は、自分の舌を確認してみましょう。舌にはその人の健康状態が現れています。漢方や東洋医学では「舌診」といって舌を確認するのは当たり前です。いつもと違う舌の色であれば、どこが悪いのかチェックすることができます。

□いつもより「赤舌」と感じる時

舌の色がいつもよりも赤い時は、不要な熱が体にこもっている状態です。舌のどの部分が赤くなっているかも見てみましょう。

【舌全体が赤い】

舌全体が赤くなっている場合、水分不足によって熱がこもった状態です。スポーツドリンクなど、吸収されやすい水分をたっぷり取りましょう。水分を補給したら、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって発汗を促せば、こもった熱も外に放出されます。

【舌の周辺が赤い】

舌の周辺が縁取るように赤くなっているのは、風邪のサインです。まだ本格的な風邪の症状が出ていなくても、十分に睡眠を取って体を休ませましょう。

【舌の先端が赤い】

舌の先端は肺や心臓とつながっています。先端部分だけ異様に赤ければ、心臓に負担が掛かっているのかもしれません。高血圧の症状はありませんか? 体の不調となって現れていれば医師の診察を受けた方がいいかもしれません。

□いつもより「白舌」と感じる時

舌が白っぽくなっているのは体が冷えているサインです。いつもよりも厚着をして体を温めたり、お風呂にゆっくりと浸かったりしてみましょう。

【舌が白っぽく舌苔が多い】

いつもよりも舌苔が多く全体的に白っぽい時は、水分の取り過ぎで体が冷えてしまっている状態です。放っておくと食欲不振や下痢を招いてしまいます。運動や入浴で水分を体外に出しましょう。

【舌苔に歯型のような跡が付いている】

内臓機能が弱って体に水分が溜まった状態です。無気力になりやすいので、食事は胃腸に優しいおかゆなどにととめて、ゆっくりと体を休ませましょう。

□いつもより「青舌」と感じる時

舌の色が青っぽい時は、全身の血の気が引いている状態で、心臓が弱っていると考えられます。場合によっては狭心症などの病気の可能性もあるので、医師の診察を受けることをおススメします。

舌は体の状態を表す器官です。いつもとは調子が違うと思ったら、鏡で舌の色をチェックしてみましょう。


writer:岩田かほり