歯周病って歳をとってからかかるものだと思っていませんか? なんと今では20代、30代から重度の歯周病になる人が増えているのだそうです。入れ歯を阻止するためでなく、免疫力アップや口臭予防のためにも今から対策をしておきましょう。

そもそも歯周病ってどんな病気?

歯周病とは歯と歯ぐきのすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらに歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気のこと。虫歯のように痛むことが少ないために気付かないうちに進行し、歯ぐきの腫れや出血などで気付いた時には遅く、歯ぐきが痩せて歯がグラグラして抜けてしまうことも。こうなると治療は困難で、入れ歯かインプラントに頼るしかありません。

若いのにお口は老化している人が急増

電動歯ブラシなどで有名なPHILIPS(フィリップス)が歯科医師の監修のもと調査をしたところによると、歯周病が始まっている可能性の高い「お口の老化注意報」に該当する人は20代〜60代までで56.9%と半数以上にのぼっており、意外なことに20代、30代は口腔状態がより深刻な「お口の老化警報」「お口の末期症状」「口内崩壊」の該当者が最も多かったそうです。社会人はなかなか定期的に歯科に通うことはできませんし、虫歯などで痛みが出たり歯が欠けたりしないと積極的には行きにくいからでしょうか。いくら見た目が若くてもお口の中は老化が進んでいるなんて怖いですよね。

どんな兆候があるの?気になる対策は?

どんなに丁寧に歯を磨いても、歯間や歯周ポケットの汚れは取れません。ここに残った汚れが細菌を生み、歯周病を発生、進行させるのです。歯周病の兆候は、歯ぐきが腫れたり痩せたりすること。通常、歯の根元同士はほんの少し隙間があいています。ここは食べかすなどが詰まりやすく、虫歯にもなりやすいし、口臭の原因にもなる場所。この隙間が無い人は、すでに歯ぐきが腫れ気味ということです。歯間ブラシなどで汚れを取りながらマッサージすることで、最初は出血しますが歯ぐきが引き締まって腫れも引き、元気な隙間が現れます。歯間ブラシを使うことで虫歯と歯周病の両方を予防できますし、口臭予防にもなるので、ぜひ歯間のお手入れをしてあげてください。

そして最低年に一回は、定期的に歯科で口内環境を見てもらいましょう。いつまでも自分の歯でいられるために、できることはしておきたいものですね。


writer:しゃけごはん