【逸品】老舗から話題店まで「日本橋」の“粋な手みやげ”8選
日本の食文化の中心として栄えた日本橋界隈には、手土産にぴったりの名物もたくさん。江戸の香り漂う伝統の品から、巷で話題の新商品まで、日本橋ならではの逸品を、ぴあMOOK『日本橋のおいしい店』から厳選してご紹介!
おなじみの老舗が手がけるスナック感覚の海苔
山本山 本店
のりキブン 各270円
パリっと焼き上げた海苔のなかに、ゴマやシラスをサンドした新感覚のメニュー。気軽に味わえるスナックだが、上質な磯の風味や香ばしい食感は、海苔の老舗ならでは。
言わずと知れた茶と海苔の老舗で1690年の創業から、刻まれた歴史は300年以上。もちろん贈答品に最適な伝統の商品も多いが、アイデアに溢れるユニークな新商品も多数。日本橋店には喫茶室も併設。
電話 03-3281-0010/営業時間 10:00〜18:00/定休 無休/住所 中央区日本橋2-10-2/カード 可/アクセス 東京メトロ銀座線ほか日本橋駅C4出口より徒歩約2分
サクサク軽い食感と上質なバターの香り
ゴントラン シェリエ 日本橋店
クロワッサン 180円
美しい層をなす皮はパリっと香ばしく、中はふんわり。噛みしめるとリッチなバターの香りが広がる。日本一のクロワッサンとの呼び声も高い、店の看板メニュー。
フランスのスターシェフであるゴントラン・シェリエ氏が生み出すのは、パリのエスプリと日本の素材を融合させたパン。カフェスペースも併設され、焼きたてのパンを味わうこともできる。
電話 03-3277-6022/営業時間 7:30〜21:00/定休 無休/住所 中央区日本橋室町1-5-5 コレド室町3 B1F/カード 可/アクセス 東京メトロ銀座線ほか三越前駅直結
ジュワッと染み出す甘みと旨み、100年以上変わらぬ下町名物
人形町 志乃多寿司總本店
志乃多 540円(税別)
深みある甘さの秘密は、白ざらめ、赤ざらめ、沖縄の黒糖3種の砂糖をブレンドするため。油抜きや二度煮る製法など、明治10年の創業以来、変わらぬ味が守られている。
創業以来変わらない製法と大きさで作られるいなり寿司、磯の風味が際立つのり巻きの二大名物を筆頭に、バッテラ、太巻き、ちらしなど、さまざまな寿司を展開。100年以上変わらぬ伝統の味が楽しめる。
電話 03-5614-9300/営業時間 9:00〜19:00/定休 無休/住所 中央区日本橋人形町2-10-10/カード 不可/アクセス 東京メトロ日比谷線人形町駅A1出口より徒歩約3分
皿の上で揺れるほど柔らかい、秘伝出汁入りの玉子焼き
鳥忠
玉子焼き 741円(税別)
人形町を代表する名物でもある老舗鶏屋の玉子焼き。新鮮な地卵と秘伝の出汁を合わせて黄金色に焼き上げた玉子焼きは、皿の上でフルフルと揺れるほどの柔らかさ。
1925年に鳥卸問屋として創業。現在は国産地鶏や合鴨といった上質な鶏肉のほか、自慢のタレで焼き上げる20種類の焼鳥や玉子焼き、三つ葉と地鶏の挽肉が入った親子焼なども人気を集めている。
電話 03-3666-0025/営業時間 9:00〜19:00/定休 日曜・祝日/住所 中央区日本橋人形町2-10-12/カード 不可/アクセス 東京メトロ日比谷線人形町駅A1出口より徒歩約2分
ふっくら炊きたての餡を薄皮で包んだ正統派
柳屋
鯛焼 140円
北海道産小豆をふっくらと炊きあげたできたて餡と、薄めの香ばしい皮。シンプルな一品だが、完成度が飛び抜けているのは、大正5年から受け継がれる伝統の賜物。
看板にある「高級鯛焼」の文字は、素材にこだわり、手作りで丁寧に仕上げる鯛焼専門店の誇り。1916年の創業から守る味には各界のファンも多く、東京の鯛焼御三家のひとつにも数えられている。
電話 03-3666-9901/営業時間 12:30〜18:00/定休 日曜・祝日/住所 中央区日本橋人形町2-11-3/カード 不可/アクセス 東京メトロ日比谷線人形町駅A1出口より徒歩約1分
とんかつ、ソース、パンが一体となって奏でる旨み
宇田川
カツサンド 1700円
柔らかいヒレ肉と衣の旨み、トーストしたパンの香ばしさ、やや酸味のあるソースの風味が一体となった絶品カツサンド。作るのに時間がかかるため、事前の予約が必要。
ランチタイムは行列必至の人気店。厚切り肉に香ばしい衣を纏わせたロースカツはもちろん、トンテキなどのメニューも味にこだわる本格派。テイクアウト専用のカツサンドは事前予約をお忘れなく。
電話 03-3241-4574/営業時間 11:00〜13:50/17:00〜20:30、土曜11:00〜13:50/定休 日曜・祝日/住所 中央区日本橋本町1-4-15/カード 不可/アクセス 東京メトロ銀座線ほか三越前駅A4出口より徒歩約2分
多彩な日本橋の名物をふりかけにアレンジ
鮒佐の佃煮に加え、山本山の海苔、にんべんの鰹節など、名だたる日本橋名物がコラボしたふりかけは現在3種類展開。もとは日本橋の架橋記念に開発されたもの。
創業は江戸末期まで遡る老舗で、現在の佃煮の原型を生み出したと伝わる名店。濃い味でありながら素材の旨みも引き立つ元祖佃煮は、今なお愛される日本橋名物。バリエーションも豊富に揃っている。
電話 0120-273-123/営業時間 10:00〜18:00/定休 日曜/住所 中央区日本橋室町1-12-13/カード 可/アクセス 東京メトロ銀座線ほか三越前駅A4出口より徒歩約2分
オリーブオイルが香る、日本橋限定の芋けんぴ
日本橋 芋屋金次郎
揚げたて芋けんぴ 500円
日本橋限定、店内で揚げたばかりの芋けんぴを袋に詰めて販売。オリーブオイル配合油を使うことでサクッとした食感と芋本来の風味と甘みを逃さない仕上がりに。
芋けんぴをはじめ、ソフトクリームなど芋菓子を取り扱う専門店。芋の旨さと品種、栽培方法にまで徹底的にこだわっている。店内には工房も併設。そこで作られる芋けんぴは感動必至の味。
電話 03-3277-6027/営業時間 10:00〜21:00/定休 無休(コレド室町2に準ずる)/住所 中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1F/カード 可/アクセス 東京メトロ銀座線ほか三越前駅直結
※昼のみ、夜のみのメニューを掲載している場合もあります。詳しくはお店へお問い合わせください。
※本記事に掲載されている情報は、2015年7月〜9月上旬の取材時のものです。配信後にやむを得ない事情により、掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
ぴあMOOK『日本橋のおいしい店』
大人が楽しい街「日本橋」界隈のおいしいお店を1冊にまとめました。
巻頭特集は、このエリアの美食を支える七人に迫る企画。そのほか100余年の歴史を誇る老舗・手土産・名酒場などさまざまなお店を厳選セレクトして紹介しています。街の歴史がわかるコラムも掲載。保存版にしたいグルメガイドです。