11月28日、NHK杯で322.40点という、世界最高得点で優勝した羽生結弦。GPシリーズ初戦となったカナダ大会ではSPでジャンプを失敗し、チャンに負けた羽生。短期間でよくここまで立て直せたものだが……。

「今シーズンから羽生クンが着用している練習着の背中には、《Conquer Myself》というスペルが刺繍されているんです。訳すと“己に勝つ”という意味でしょうか。その言葉どおり、NHK杯に向けて今までにない厳しい練習を積んできたそうです」(スポーツライター)

その原動力となったのが、日本からの熱い声援だった。

「実は羽生クンは自分のiPodでファンの投稿をけっこう、見ているそうなんです。だからこそ、カナダ大会後のファンの温かい声や励ましなどを目にし、よりリベンジへの思いを強くしたんだと思いますよ」(前出・ライター)

NHK杯エキシビションの前に行われたインタビューでも、羽生はファンの声を意識したような発言をしている。

「SPのときに、(フィニッシュが)あまりにもドヤりすぎだろうと。目がすごく大きくなっていたんですよ。アドレナリンどんだけ出ているんだと。だからSEIMEIくらいは笑顔で終わろうと(笑い)」

そんなファンを大切にする羽生は、今シーズンからあるプログラムを取り入れている。それは、彼からファンへの氷上からのプレゼントだという。

「左手を氷上につけて滑るハイドロブレーディングという技は、アイスショーなどではやっていたんですが、試合ではしていなかった。ですが、ファンから“カッコいい”という声が多くあったため、今シーズンから取り入れたそうです。ジャンプなどと違い、この技は直接、得点に結びつくわけではない。でも、ファンが喜んでくれるのならと、特別に組み込んだと聞いていますよ」(フィギュア関係者)